こんにちは、松山真由美です。
昨日、盲導犬のラシッド君が、
早いもので6歳になりました!
ところが、前々回の日記でも書いたのですが、
ラシッドのお姉ちゃんのルンルンが
亡くなってからというもの、我が家の明かりは
すっかり消えてしまい
毎日が闇夜の中にいるみたいでした。
毎日あまりにも悲しみに包まれていたのですが、
まさかのまさか!
松山家に明かりをつけるために、
救世主が現れてくれたのです!
先月の5日、FM読谷に、中日ドラゴンズの
門倉コーチと共に出演したあの直後、
すごい奇跡が起こったのです!
門倉さんの自宅には保護犬がいっぱいいるので、
お話を聞いているうちに
「すごいなあ!私もいつか何かお役に立てたらいいなあ!」
と、強く思うようになりました。
そうしたら、その日の帰りに読谷村で保護された
捨て犬の一時預かりを、保護活動をされている
パーソナリティーのスウェンソンけいこさんに頼まれたのです。
でも、心の準備ができていなかった私は、
「えー!ルンルンが亡くなったばかりなので、
まだまだムリですよ!それにうちの家、
ベランダは広いけど家はめちゃくちゃ狭いからムリですよ!」
などと、出来ない理由を並べて必死で断っていました。
しかし、まるでルンルンからの贈り物としか思えないのですが、
すごい勢いで松山家にかわいい天使がやって来たのです!
「すごーい!かわいいー!」
と、闇に病んでいた私たちの心は一瞬で癒されたのです。
始めはあまりにも皆がデレデレになったので、
焼きもち焼きのラシッドはかなりすねていたけれど、
どちらもフレンドリーな性格なので、
すぐに仲良くなっていました。
超どんよりしていた我が家に笑いが戻ってきたのです!!
あまりの嬉しさに、
「この子に神の恵みがたくさんありますように!」
と私たち夫婦の願いを込めて、
神多(かんた)君と名付けました。
それからというもの、1ヶ月以上
さっぱり飼い主は現れないので、
ついに我が家が里親になることになったのです。
始めから何かとお世話を買って出てくれた
真二さんのことをお母さんと思っているのか、
真二さんにべったりもべったりで、
その姿は完全にストーカー。
こんなにかわいいから、始めは迷子かなあ?
とも思ったけど、保護されたときは
手入れが全くされていなくてボロボロだったし、
病院には全く連れて行ってもらっていなかったみたいなのです。
それに、車で捨てに来られたのか、
車から真二さんがいなくなると、
異常なほどに泣き叫ぶのです。
それ以外は吠えることはなく賢いのに、
急に不安に襲われるのかパニックになるのです。
その度に、
「よっぽど辛い思いをしたんだろうなあ。
不安で孤独で死ぬほど寂しかったんだろうなあ!」
と考えただけで涙が出そうになります。
たぶんかわいくて買ったけど、お世話が面倒になって
殺処分ゼロの読谷村に捨てにきたのかな。
理由はどうであれ、家族を捨てるなんてひどすぎる!
それにしても、推定5歳の神多君は、
今でも真二さんが見えなくなるとパニックにはなるけど、
それ以外はかなり落ち着いて幸せそうなので、
それだけで本当に良かったなぁとほっとします。
こうして、誕生日にかわいい弟ができたラシッドと、
家族が増えて嬉しそうな真二さんの
幸せそうな姿を見ていると、
私は何よりも感謝の気持ちでいっぱいになります。
素直すぎる神多君には教えられることがいっぱいなので、
また何かと日記でご報告しますね(^O^)
《愛だけが 心の傷を 和らげる》