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ほっこり訓練日記44



こんにちは、松山真由美です。

お正月にラシ君と近所の氏神さんに初詣にいってきました。
そこで、新年早々すごいミラクルが起こったのです。
去年は人の多さに断念したので、今年はがんばるぞー!と、気合いを入れて境内へ。
長い階段を上りながら、ふと去年一年間の訓練日記のことを思い出しました。
あっという間に過ぎたようだけど、本当にいろいろあった長い一年間。
ラシ君と一緒にいると、次から次に奇跡が起こるので驚きの連続の日々でした。
すごいなぁ!奇跡ってこんなにも続くものなのかな?
目が見えていた頃は、奇跡なんてめったに起きなかったのに、なぜか良いことばかり起こるので、これはもしやラシッドが魔法をかけてくれているのかな?
いや違う、ラシッドが私のところに来てくれたこと、そもそもそこが奇跡なのです!
なぜなら、私にはラシ君と歩きながら毎回感動していることがあるのです。
それは、「何も見えない私を、何にもぶつからず、何にもつまづかず、見事にぐいぐい引っ張ってくれるのが、人間ではなく犬のラシッド。
全く見えない人を1時間手引きするのは、見えている人間でも至難の業。
それを犬が安全に、しかもすごい速さで導いてくれるなんてすごすぎる!」それが盲導犬だよ!
って言われたらそれまでですが、あまりにもすごすぎて、私にとっては世界一の奇跡なのです。
もうこれは感謝してもしきれないので、とにかく神様に一年間無事にラシッドと二人で歩いてこれたことにお礼を言おう!
「神様、いつもラシッドと安全に歩けるように見守って下さり、ありがとうございます。今年は、迷ってもパニックにならないで落ち着けるようにがんばります!」
お礼と抱負まで言えて大満足しながら、交通安全の御守りを買ってもらいハーネスポーチの中になおしていたら、信じられない出来事が起きたのです!
「松山さーん」と、神主さんの声。
「これは「夢が叶う矢」というものです。
これがあると何でも夢が叶うので、ぜひ家に飾っておいてください」
と、神主さんからまさかの魔法の小槌ならぬ、魔法の矢をいただいたのです。
なんだかおとぎ話みたいなんだけど、これは夢なのかな?
「ありがとうございます!いいんですか?!すごい!
これがあれば、どんな夢でも叶うのですか?」
「はい、そうです!どうぞお持ち帰りください。」
す、すごい!夢が叶う矢なんて物が、この世に存在するなんて!

しかも、それを一年の始まりに神主さんにプレゼントされるなんて!
このほっこり神主さんとは、何度もこの神社を訪れるうちに仲良くなりました。
いつの頃からか、御札やお守りなどを帰りにもたせてくれるようになったのですが、それが今年はこの夢が叶う矢だったのです。
これはきっと「去年は一年間、あきらめないでよくがんばった!
今年は夢をかなえてあげよう!」
と、神様からの大きなご褒美なんだ。
そうか!神様は、「世界中を元気いっぱいにしたい!」
という私たちの夢を、ちゃんと分かってくれていたんだ!
去年の魔の交差点が誕生日にクリアした事や、奇跡のカギ大発見や、クリスマスの3大ミラクルなど何かとすごかったけれど、新年早々のこの奇跡には本当に嬉しくて感謝感激し、カラカラカラーンと胸が高鳴りました。
きっと今年は、どんどん夢が叶い、すごい事になりそうなので、これからはよりいっそう精進してがんばります\(^o^)/

〈がんばろう 必ず神は 見てるから〉

2017-01-12 18:27:03

ほっこり訓練日記43




こんにちは、松山真由美です。
先週、クリスマスイブの日になんと一日にしてミラクルが3つも起ったのです。

なにが起きたのかというと、今月の始めにラシ君と二人で、念願だった「初めてのおつかい」に行ったのです。

盲導犬を持ちたいという当初の目的は、
「職場から家に帰れるようになりたい。そして、帰りにスーパーに寄って帰りたい。」というものでした。
ですが、すぐに迷子になる私達には、真っすぐ帰るだけで精一杯。
でも、もう一年が経つし、そろそろスーパーデビューをしたいなぁと思い、先月ほっこりあん先生に訓練に来てもらいました。
私の中では、駅前はいくつもの道に分かれていてかなり複雑。
しかも、帰り道に私達にとっては非常に難関であるスロープが待っているのです。
駅から帰る時に、一度も成功したことがないスロープ。
なぜなのか、今までどこのスロープも一筋縄では見つからないのです。
ほっこりあん先生は「今までだって、何とかなってきたので、これぐらい大丈夫ですよ!」と、余裕たっぷり。
次の週
「よーし!がんばるぞー!」と、ラシ君と二人、気合いを入れていざスーパーへ。
行きはスムーズ、よしよし!いい感じ!
何とか店員さんに援助をお願いし、買い物をすることができました。
「やったー!これこれ、これがやりたかったの!普通の人みたいにお買い物ができたー!」
そしてここからが肝心の帰り道。
いやな予感は当たるもので、見事に迷子になり、あっちにウロウロ、こっちにウロウロ。
結局通行人に助けてもらい、なんとかかんとかスロープへ。
家について、ほっこりあん先生に、「迷ったけど、買い物して無事に帰ってこれました!」
すると「買い物ができたのなら、それは成功ですよ!そのうちスムーズにいけますよー!」
しかし、何度行ってみても、全然スムーズにいけないのです。
ある日、
「この階段には落ちることは絶対にないので安心して!」
と言われていた階段に行き、落ちそうになったのです。

その日もウロウロ迷い、
「ツゥーザスロープ」と言い続けていると、ラシ君がピタッと止まったので
「よーし!ついにきた!グッボーイ!!」嬉しくて足を出してビックリ!
ガクッ!と段差に足が落ちたのです。
「え??どういうこと?」と思った瞬間
「危ない!そこは階段よ!」と、通行人に助けてもらい危機一髪。
「え?なんで?ほっこりあん先生は、この階段に行くことはまずない!といったのに、なんで?」
次の瞬間、頭の中がグルグル周り、私の中でミラクルが起こったのです。
「えー!うそだぁ!まさかー!スロープがステップに聞こえたの?」
「母ちゃん、やっと気がついてくれた?ぼくは悪くないよー!
先生は、階段に行ったらダメっていってたのに。母ちゃんが、ステップ!ステップ!て言うから。」
信じられない!
今まで、なんでこんなにスロープで迷うのかな?と疑問だらけでしたが、まさか私の発声が悪かったからだなんて!こんなことってあっていいの?
いつもスロープでラシ君が迷うので、焦る気持ちからつい、
「ツザ、スロップ!ツザ、スロップ」と力み過ぎて、早口になっていたんだ。
ラシッドには、ぶつぶつ念仏のように聞こえていたのかも知れないなぁ!
ほっこりあん先生によく、「自信を持って!
もっとはっきりラシッドに伝えてあげて!」と言われていたので、
私の中では、はっきりきっぱり言っているつもりだったのです。
まさか全ては、私の発音不明瞭さが招いた悲劇だったとは。
ラシッドごめんね。
「ステップ?スロープ?どっち?」と困っていたんだね。

そして迎えたクリスマスイブの日。
朝一番のお客さんは、コーラスをされている美声の持ち主。
その方が、私のこの話を聞いて「魔法の発声法」を、特別に伝授してくれたのです。
すごーい!どんどん自分の声が変わっていくー!
すると、今まで自分が、なんてへにゃへにゃ喋っていたのかがわかったのです。

今まで、人間同士なのでそれなりに会話になってきたので、相手にどう伝わっているかなんて、考えたこともありませんでした。
「何を伝えるかよりも、どう伝えるかなんだなあ。
もっと、相手の気持ちを考えないと、伝えたいことは伝わらないんだなぁ。」

そして、その日の午後、良いことは続きとても嬉しいことがありました。
去年の10月まで、お店に、あーちゃんという女の子が、天使の羽を出すため、通ってくれていました。
あーちゃんは、長い間病気のため家にこもりがち。
ですが、いつしか笑顔を取り戻し、「私も、松山さんみたいに人を癒やす仕事がしたい」というぐらいまで元気になってくれたのです。
それが、去年の10月
「盲導犬の訓練に行くから、しばらくの間待っていてね。」といって以来、ピタっと来なくなってしまいました。
それが1年3か月ぶりの、クリスマスイブの日に予約が入ったのです。
それだけでも嬉しかったのに、
「私今、マッサージの学校に行ってるんです。いろいろあったけど、訓練日記を読んでいたら、松山さんもがんばってるから、私もがんばろう!と思えたんです。本当にずっと励まされてきたんです。」と言われたのです。
私は、久しぶりにあーちゃんにエステをしながら、もう涙がウルウルでした。
しかも、アルバイトも始めたらしく、
「もっと早く来たかったけど、なかなか来れなくて。初給料が出たら、一番に来ようと決めてたんです!」
嬉しすぎて、私の心はもう我慢の限界。
なんと帰り際に、
「渡したいものがあるんです。これ、みなさんで食べて下さい。」
と、初給料で買ったという、サンタさんのかわいいお菓子をくれ、カレンダーも買ってくれたのです。
今までエステをしていると、感極まってお客さんが泣いてしまうことはよくあるのですが、私が泣かされたのは初めてでした。
「嬉しい!元気でいてくれて本当に嬉しい!
まさか、私たちの訓練日記が役に立っていたなんて!
ラシッド!がんばってきて本当に良かったね!」

そして、その日の帰り道、最後のミラクルが起こったのです。

初めてのおつかいの後、なかなかスロープに行けず、ほっこりあん先生に助けを求め連絡したら、
「今、長野県のユーザーさんのとこから帰っているところなんです。」と言われました。
そんな遠いところのユーザーさんは、困ってもすぐには助けに来てもらえないよなぁ!と思えば、
「私も、甘えていないで、がんばろう!」と、数週間独り必死でスロープと戦っていたのです。
しかし、たまたま前日23日の夜、ほっこりあん先生に連絡する用事ができ、聞くぐらいいいかな?と思い、ついでにスロープまでの道順を再確認しました。
そうしたら、私が迷いすぎてパニックになり、忘れていた大切な事を教えてくれたのです。
「最後は右に曲がり、10歩で止まり、真左を向いて真っすぐ進む。
そして左のスロープへゴー」
そうだった、そうだった!すっかり忘れていた!と思い、
早速帰り道、魔法の発声法と共に試してみました。
10歩で停止
「レフト、ツゥーザ、スロォープ!」
すると、ものの見事にスロープに行くことができたのです。
「やったー!やったー!ラシッドー!グッボーイ!」
もう嬉しくて、涙が止まりませんでした。帰ってほっこりあん先生にご報告。
見えていたら絶対に起こらないミラクルばかりですが、私にとっては凄いこと。
なぜなら、あまりにも駅前で迷いすぎたため、本気でサンタさんに「スロープが見つかる魔法の杖を下さい!」とお願いしていたほど。
結局、魔法の杖はもらえなかったけれど、それ以上に大きなプレゼントをもらい最高のハッピーメリークリスマスになったのです。

こうして、一年の終わりに、3つもミラクルが起こり、感動の締めくくりとなりました。
その中でも、私が一番驚いていること。
それは、魔法の発声法により急に三線が上達し、歌がとっても歌いやすくなったということです。
来年は、電車やバスに乗って、いろんな場所に行ったり、三線のコンクールで優勝することが目標ですが、今回のことで、全てが良い方向に向かって行く予感がします。
では、来年はもっと成長したラシ君をお届けできるようにがんばるので、これからも訓練日記楽しみにしていてくださいね(^o^)



〈思いやり 自分本位じゃ 届かない〉

2016-12-29 18:08:02

ほっこり訓練日記42



こんにちは、松山真由美です。
今日は、先月福祉会館で行われた、ほっこり講座の様子をお伝えしたいと思います。
今回主催してくれた、お客さんのかおるさんは、自立支援センターの職員さん。
「利用者さんたちに、盲導犬のことを教えてあげてほしい。そして、みんなに真由美さんの三線を聞かせてあげてほしい!」と頼まれ、
三線はさておき「こんな私が役に立つのならば!」
と、喜んでお受けすることになりました。

やはり、私が見えないのになぜこんなに元気なのか?
死にかけていたのに、どうやってここまで元気になったのか?
という話ははずせないということになり、私の話と、盲導犬の話の2部構成となりました。

前半は、私のどん底時代の話。
見えなくなったのでもう二度と歩けないと思った話や、暗闇生活が辛すぎて死にたいと思った話、そしてどんどん復活してきた話など。
後半はお待ちかね、盲導犬ラシッドの奇跡の誕生から出会い、訓練や普段のお仕事ぶりなど、現在に至るまで。
盲導犬と歩き出して一年が経ち、
「私も知らないことばかりだったので、みんなはもっと知らないだろうなぁ。誤解してることも多いだろうなぁ。
私がもっと盲導犬の素晴らしさを伝えたいなぁ!」
と思えば思うほど、話は尽きません。
それと信号の渡り方は、口で説明するよりも、目で見た方が分かりやすいかな?と思い、家から信号を渡って歯医者に行くまでの動画を流したり、
きっと、みんな気になることは同じだろうと、家でのラシ君の様子をスライドショーで流したり。
そして、質問タイムに、ふれあいタイム!
ここまでだけでも内容は盛りだくさんでしたが、ついにきてしまった三線ターイム!
人前で独りで披露するのは今回が初めてだったので、何よりも緊張しましたが、みんなも歌ってくれ、会場内が一体化。
感動のあまり、調子に乗って4曲も披露してしまいました。
そして今回、何よりも嬉しかったのが、ほっこり仲間の野中さんとパートナーのリオ君が応援にかけつけてくれたことです。
ラシ君とリオ君は仲良し兄弟。
二人が揃うと「かわいいー、かわいいー!」
と、みんなのメロメロ度はMAXに。
前にはラシ君、後ろにはリオ君。
前からも後ろからも、ほっこりビームがブンブン飛び交い、会場内は愛のエネルギーでいっぱいでした。
私自身も「なんていい空気なの!みんなが楽しそうに笑っている!
愛がいっぱいの盲導犬の力は、本当にすごいなぁ!」
と、とても癒されました。
次の日、野中さんに「みんな楽しそうで良かったなぁ!
でもわしが一番驚いたのがな、それまでソワソワして落ち着きがなかったリオがな、三線始まったら急に落ち着いて、気持ちよさそうに床にベターと寝てしまったんや!
間違いない、あれは本当にα波が出ているで!」
と言われました。
確かに家で練習していると、必ずラシ君は、足元に来てウットリ?しながら聞いてくれています。
すごいなぁ!人間は犬に癒され、犬は三線に癒される!
「すごーい!これはまさに史上初のミラクルヒーリングだー!!」

こんな感じで、みんな素直の花が咲きまくり、とても楽しいほっこり講座となったのでした。
これからもこの調子で、たくさんの人に、笑顔と勇気とミラクルパワーをお届けできたら嬉しいです(^O^)

〈何事も 調子に乗れば うまくいく〉
※調子とは、物事のリズムや流れに乗ること

2016-12-16 10:23:03

ほっこり訓練日記41



「ラシッドの真実、その3」

こんにちは、松山真由美です。
今日は、パピーウォーカーさんに再会してからその後、ラシッド君がどうなったのかをお話します。
何がどうなったのかというと、とにかく、頂いたぬいぐるみが嬉しくて、毎日大はしゃぎしているのです。
それも、ただの大はしゃぎではなく、このぬいぐるみは、噛むとピーピーなるのですが、ラシ君はそれを使って喋れるようになったのです。
初めは「ブーブー」と文句だけだったのが、「バビ!」と返事はもちろん、最近は「ヒャヒャヒャヒャー」と笑えるようにもなりました。
こうして、パピーウォーカーさんに会ってから、すっかり赤ちゃん返りしたラー坊は、毎日「バァブー!バァブー!」と嬉しそうに喋っています。

そうなのです、今年の神様からのクリスマスプレゼントは、「魔法の口」だったのです。

そして次の週、ラシ君とボランティアさんと小学校に盲導犬のお話をしに行ってきました。
あんなに赤ちゃん返りしていたのにさすが盲導犬!メリハリの魔法が得意なラシ君は、本当にすばらしかったのです。
今回は3年生全員だったので、体育館での授業となりました。
初めに先生が、
「ラシッド君は今お仕事中なので、目を見たり呼んだりしたらダメですよ。みんなと遊びたくなったらダメなので気が散らないようにしましょうね。」
と、話してくれました。
すると、素直な子供たちは、自分の手で目を隠したり、下や横を向いたりして犬を見たいのを必死で我慢してくれたのです。
「なんて素直でかわいいのー!」
と、独りで感動しながら、前回この小学校を訪問した後に書いた「ほっこり訓練日記26」のことを思い出しました。
ちなみに、この訓練日記ですが、26話から文章内に、私の思いをギュッと凝縮した「ほっこり川柳」を書いているのですが、お気づきでしたか?
はじめの方は「」でくくっていたのですが、誰も気づいてくれないので、〈〉でくくっています。
その時に初めて書いた〈子供には 素直の花が 咲いている〉を、思い出し、本当にそうだなぁとまた胸がじーんと熱くなりました。
そして、前回は、3分間の暗闇体験をしてもらったのですが、今回は体育館だったので、二人組になってもらい、みんなで手引き体験をしました。
「きゃー!怖いー!」
など大騒ぎでしたが、少しでも、見えない人の気持ちと、ラシ君の大変さがわかってもらえたかな?
それから、この一年間で気づいた盲導犬の秘密や、盲導犬が育つのは、なぜ難しいのか、なぜ目を見たり呼んだりしたらダメなのか、なぜ盲導犬はどこにでも一緒に入れるのか、なぜ盲導犬は、道の左側に沿って歩くのかなど、盲導犬に関する未知の話をたくさんしました。
子供たちは、ラシッドがみんなの後輩の2年生で、まだまだ勉強中なんだということがわかり、親しみを感じてくれた様子。
最後に、ラシッドと二人で舞台に上がる階段の、上り下りを披露してから、みんなの周りを歩いたのですが、その時すごいことが!
あともう少しでゴール!という時のことです。
ラシッドが突然、子供の方に曲がったかと思えば、男の子の顔を、ベローンと舐めたのです。
その瞬間ドッカーーン!!
「うわーー!なめたー!かわいいー!いいなー!」
それまでの、お仕事の邪魔をしてはいけないという、ちょっぴり張りつめていた空気が解けて、全員が大喜び。
普段私の顔は一切舐めたりしないので、その予想外の行動に、私が一番ビックリ!
「すごい、ラシッド!ご愛嬌してる!」
こうして天才ラシッド君は、一瞬でみんなを笑顔に変えたのです。
「やっぱりすごい!犬も子供もみんな、素直の花が咲いているから、こんなにも全力で楽しめるんだなぁ!」
と、お話をしにいった私の方が勉強になりました。

〈枯れないで 素直の花は 永遠に〉

こうして、100人の子供たちから、盲導犬の理解が、何倍にも広がってくれたら嬉しいなぁ!
大人になっても、今日のことを忘れないで、人の役に立つ優しい人間になってほしいなぁ!

そして、今回の小学校での立派なラシ君を見ていて、パピーウォーカーさんから頂いた愛は、どんなに貴重な存在だったのか、どれだけ意味が大きいのかがよくわかり、さらに感謝の気持ちが止まらなくなりました(^O^)

2016-12-01 20:02:03

ほっこり訓練日記40



「ラシッドの真実、その2」

こんにちは、松山真由美です。
今回は、家の中に入ってから、ラシッド君がどうなったのかをお伝えします。

繁殖ボランティアさんのお家で産まれてから、2ヶ月でパピーウォーカーさんに預けられ、1歳になるまで育ててもらうのですが、そこで、愛情いっぱいにかわいがられ、たくさんの経験をさせてもらう。
そこまでは講義で聞いて知っていましたが、想像以上の愛の大きさにビックリしました。

池田さんは、歴代のパピーちゃんのそれぞれのアルバムを作られており、そこにはかわいすぎるラー坊がいっぱいいました。
泳ぎは得意ではないが、ライフジャケットをきて川で泳ぐラー坊。
でも、ウェイクボードのようにボードに乗って引っ張られるのはとっても上手だったそう。
バーベキューで、頭とまつげが焦げたりとか、犬は喜ぶだろうと雪を見に連れて行ったら、嫌がって全く動かなくなった話など、たくさんありすぎて書ききれません。

池田さんは、ライトフレンズといって、盲導犬を育てる会のボランティアもされているのですが、よくラー坊も集まりに連れて行ってもらったらしく、そこでもたくさんの人に愛されていたそうです。
いろんな人たちと海や川や車の旅行など、多くの経験をさせてもらったみたいで、ラー坊のパピー時代は、まさに幸せの宝庫だったのです。
「なるほど、そうか!なんでラシッドがこんなに社交的でみんなに愛されるのか、全てのなぞが溶けた!すごいなぁ!ラシッド本当に毎日楽しかったんだね。ステキなパピーウォーカーさんのもとにいけて、本当に良かったね。」と、話を聞きながら心の中で何度も何度も思いました。
「ラシッド、すごいヤキモチやきでしょー。」
と、ラシッドが10ヶ月の頃、重なって新しいパピーちゃんがやってきた話をしてくれました。
生後2ヶ月のかわいいバネちゃんに、めちゃくちゃヤキモチをやいたラー坊は、毎日ぬいぐるみかのように振り回したり転がしたりしていたそうなのです。
確かに異常な甘えたでヤキモチやきだとは思っていたけど、そのころからだったとは。
そして、私たちがこんなにもほっこり温かい話をしている間、10ヶ月のゴールデンのぷー君とラー坊がどうなっていたかというと、3時間お邪魔したうちの2時間は取っ組み合いの大暴れ。
全く動じない寛大な心のパピーウォーカーさんの前で、ドスンバタン!ゴロゴロドッカーン!
「ぼくは賢い盲導犬!ぼくを見習って立派な盲導犬になるんだよ!」
と、先輩としての威厳を見せつけるのかと思えばとんでもない。
「わーい!プー君、もっと遊ぼうよー!」
と、すっかりパピーに戻ったラー坊は、誰よりもハッスルしていました。
大満喫してそろそろ帰ろうかと思ったその時!
なんと、お土産にラー坊の大好きなぬいぐるみとボーンをもらったのです。
さすがだなぁ、ラシッドの好きなものをよくわかっているなぁ。
きっと、ラシッドがんばってるから、神様からの少し早いクリスマスプレゼントだね。本当に良かったね。

そして「次はご飯を一緒に食べましょう!」という約束をして、ついに別れの時間がきてしまいました。
池田さんたちが車まで見送りにきてくれた時のことです。
なんと、見送ってくれているのに、車の中で背を向けてそっぽを向いてしまったのです。
どれだけ呼んでも、反対側を見て、固まってしまったのです。
それは、「もうサヨナラなんてしないよ。絶対しないよ!」
と言っているとしか思えませんでした。
「ラシッド、大丈夫だよ、次はすぐに会えるからね。」
と何度も言い聞かせながら帰ってきました。

〈サヨナラは また逢うための おまじない〉

あまりにも興奮した一日だったので、幸せそうにグッスリ寝ている姿を見て、
「私も、ラシッドにたくさんの幸せを感じてもらえるようにがんばろう!これからは、もっといろんな場所にいけるように、勇気をだしてがんばろう!」と思いました。

次は、ぬいぐるみでラー坊がどうなったのかを書きたいと思います。
ぜひ楽しみにしていてくださいね(^O^)

2016-11-24 19:13:03

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