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ほっこり訓練日記59



こんにちは、松山真由美です。
先日、ほっこり美容村に嬉しいお客様が来てくれました。
以前にも日記で書いた、ライトハウスのパピーウォーカーをされている島尾さんファミリー。
初めてお店に来てくれたときは、一頭目のオアフと別れた直後で、
寂しくてどうしようもないご様子でした。
パピーウォーカーなどのボランティアさんなしでは盲導犬は誕生しないので、
盲導犬のユーザーとして私も、胸が苦しくて苦しくて。
ところが!そんな島尾さん一家に半年以上が経ち、
ついに花びらという名の、可愛いすぎるカプちゃんがやってきたのです!!
4ヶ月なのにもう15キロもあり元気いっぱいの女の子!
めちゃくちゃかわいいカプちゃんに、ラシッド君は一瞬でハートが燃え上がり、身も心もメロメロになってしまいました!

そして、島尾さんと娘さんのこうちゃんがカットをしている間、
ご主人さんに見守られラシッドとカプちゃんは、
じゃれ合い、なめ合い大はしゃぎ!
私から見ていると、どっちが遊んでもらっているのやらー?
気がつけば「ノー!シッツ!ステイ!」
ラシッドとカプちゃんを叱る声があちこちから聞こえてくるのです。
けれど、どの声も幸せオーラがいっぱいで、聞いている私は独りでほっこりしてしまいました。
それにしても、一瞬でみんなをこんなにもほっこり癒してしまうパピーの力は本当にすごい!
早く新しいパピーを迎えて元気になってほしいなぁ!と、島尾さんを陰から見守ってきた私はもう嬉しくて嬉しくて、何度も涙が出そうになりました。
「カプちゃん、こんなステキなパピーウォーカーさんのもとにこれて本当に良かったねー!」
こうして、まるで花の妖精のようなカプちゃんがもたらしてくれた、愛がいっぱいのステキな時間でした。
カプちゃん、ありがとう(^O^)
2017-09-02 21:12:01

ほっこり訓練日記58



こんにちは、松山真由美です。
先日、旦那さんとラシッドで、沖縄の読谷村に行ってきました。
ラシッドは、今回で飛行機に乗るのも4回目。
いつも、前のほうの座席なので、他の乗客の方が降りてからゆっくり出ます。
すると何を思ったのか、着陸したとたん、くるっと通路側に向きを変え、
ゾロゾロと出て行く人達に愛想を振りまいているのです。
その様子はまるで、1日CAさんになってみんなに、
「ありがとうございましたー!お疲れさまでしたー!」
と言っているみたい。
「えー!びっくりした!犬がいる!かわいいー!」
と、みんなラシッドに癒やされ疲れが吹っ飛びメロメロになっていました。
そして、今回も、去年とっても親切にしてくださった「むら咲むら」に泊まりました。
今回の旅の大きな目的が、年明けにこの「ほっこり訓練日記」を出版するので、
本の表紙カバーに載せるための写真を撮影することでした。
「ラシッドと二人で、海に向かって三線をひいている写真を撮りたい!」
という願いが叶い、むら咲むらの目の前のビーチで、
ステキな写真がとれました。
2日間にわたり撮影も無事に終了!
と思っていたら、3日目の朝、支配人に
「今年、むら咲むらのパンフレットを作り替えるんです。
わんちゃんと一緒に石畳を散歩している様子を載せたいのですが、
ぜひモデルになってもらえませんか?」
と、まさかの撮影依頼。
しかも、八重山諸島などに置くため、3万部作るのだそう。

「すごーい!盲導犬の啓発になるじゃないですかー」
と、喜んでお受けしました。
すごい!今年の4月に、八重山諸島の1つ、石垣島を訪れた時、
何回も入店拒否にあったので、これは盲導犬の大きな理解につながるだろうなぁ!
ラシッド、暑い中撮影のためがんばって良かったね!
さすがに撮影続きでちょっと疲れたかもと思い、次の日の朝食はお部屋で待っていてもらいました。
すると、レストランのスタッフさんがみんな口を揃えて
「あれ?今日は、わんちゃんはいないの?寂しいわぁ!」
と、私達だけの来店にあからさまにガックリしているのです。
さすが、ラシッド!完全にアイドル!
他にもミラクルがいっぱい!今回もステキな出会いがたくさんあり、実りの多い旅になりました。
絶対に、ラシッドみたいにアイドルにはなれないけど、
私もこんなにも周りにほっこりを与えられる人間になりたいなぁと思いました(^O^)


《誰かから 愛されてると がんばれる》
2017-08-25 17:49:02

ほっこり訓練日記57



こんにちは、松山真由美です。
先日、御池台小学校で、4年生の担任をされているお客さんに頼まれて、ラシッド君と行ってきました。
今回は4年生全体だったので体育館での授業でした。
暑い中でしたが、みんな一生懸命に話を聞いてくれたので本当に良かったです。小学校に行くと、毎回楽しみなのが、最後の質問タイム!
素直な子供からでてくる質問はいつもかわいすぎてほっこりします。
ただ、今回は、「ごはんはどうやって作るのですか?」や、
「本はどうやって読むのですか?」
など、私についての質問が多かったのにはびっくりでした。
でも、どんなことにでも興味を持ってもらえたのは良かったと思います。
もちろんラシッド君は最後のデモも完璧!
本当に賢くて素晴らしかったです。

そして、去年の秋、小学校を訪れた後の、感動のエピソードを2つ紹介します。
一つは、つい最近新規のお客さんと話していた時のことです。「子供は中1と小4なんです」
「え!じゃあ、去年の秋、学校に盲導犬が来たって言ってなかったですか?」
と、私とラシッドが去年の秋にその子供さんが通う小学校を訪問した話をしました。
すると大変驚かれ、
「はい。あの日の話は全部聞かせてくれましたよ。あの後、困っている人がいないか自ら探すようになったんです。そして、点字に興味がでたのか調べていたけど難しいからあきらめて、今は手話の勉強してるんです!あの日のことがなかったらそんな風に、人の役にたちたい!なんて思うことなかったと思います。」と話しながら感謝してくれました。
「すごーい!ラシッド!あの日の私達が役にたっていたよ!行ってよかったね!嬉しすぎるね!」

二つ目は、先月もその小学校に行ってきたのですが、そこでも感動することがありました。
その赤坂台小学校の校長先生から、「去年お話をしにきていただいた後、保護者から手紙をいただいたんです」と言われました。
そのお母さんと子供さんがダイエーの前で待ち合わせしているときに、人に「ダイエーはどこですか?」と尋ねられたそうなのです。
そのときお母さんはスマホで連絡をとるのに画面に夢中だったため、すぐそこなのに何言ってるんだろう?と思いながら、「すぐ目の前ですよ」と顔も上げずに言ったそうなのです。
そうしたら、「お母さん、違うよ!この人は白杖を持っているから目が不自由なんだよ!ちゃんと教えてあげないとだめだよ!」
と、教えられたそうなのです。
ハッとしたお母さんはすぐにその方を手引きして案内されたそうなのですが、
「赤小では子供たちに、そんなことまで教えてくれているんですか!」と感謝感激の手紙が校長先生に届いたそうなのです。
嬉しいなぁ!私達が小学校で話したことが、大人にもちゃんと伝わっている!
さすが「素直の花が咲いている子供」だなぁと感動がいっぱい胸がいっぱいでした(^O^)

《素直とは 聞いて感じる 心かな》
2017-07-21 09:57:01

ほっこり訓練日記56



こんにちは、松山真由美です。
前回の日記で書いた、コンクールの結果がついに出ました。
おかげさまで無事に、入賞することができました!!!
これも全ては、私たちを支えてくださっている周りの皆様のおかげです。こんな私が、見えている人たちと同じようにコンクールに出場することができたのも、賞をいただけたのも、先生や家族やスタッフや友人、他にもたくさんの優しい人たちのおかげです。
当たり前ですが私一人では絶対にこの夢は叶えられませんでした。

それに、すごいことにラシッド君は毎日私の横で三線を聞いているうちに、耳が良いからかどうなのか、音色がわかるようになったのです♪
私が必死すぎて調弦がくるっているのに気づかないで弾いていると、
「母ちゃん、なんか音がおかしいよ!ずれたまま弾いてたら上手くならないよ!」
と、三線を顔でぐいぐい押してちょっとのズレも教えてくれるようになったのです。
教室まで連れていってくれるだけでなく、影の先生でもあった奇跡の盲導犬ラシッド君!
こうして改めて振り返ってみると、私は目は見えないけれど、いつもたくさんの温かい人が助けてくれる!
なんて幸せなんだろうなぁ!と心の底から感謝の気持ちが溢れ出てきて止まりませんでした。
そして、あんなに緊張感たっぷりのコンクールでしたが、終わってからの打ち上げの解放感はすごいものでした!
さっきまでの同じ人たちとは思えない、達成感と喜びが大爆発した、50人もの大の大人が、まるで小さい子供のように大はしゃぎしているのです。
すごーい!この人たち本当に楽しそうだなぁ!
と独りで感動していたら三線の師匠に、
「人生は楽しむことやぞ~!まだまだ楽しいことはいっぱいあるんやぞ~!」
と言われました。
「え!こんなに私、毎日楽しいのにこれ以上ですか~?でも、わかりました。まだまだ楽しみます!!」
と、このほっこりすぎる高次元との繋がりに感動し思わず笑顔になりました。

これからも、もっともっと努力して、頑張りすぎずに顔晴る(がんばる)ぞー!
と、気合いを入れ直し、来年のコンクールに向けて猛練習していきます(^O^)

《世の中に 当たり前など ありゃしない》
2017-06-29 13:20:01

ほっこり訓練日記55



こんにちは、松山真由美です。
先週、友達のやっちゃんとラシッドに付き添ってもらい、沖縄の民謡大会という、三線のコンクールに出場してきました!
去年の10月、三線教室に通い出した2回目の時に、
「来年さぁ、コンクールに出るかー!」と先生に言われ、冗談だと思った私は、
「は、はい!出ます!」
ところが冗談で返したつもりが冗談でなくなり、あれよあれよとコンクールに向けて、努力の8ヶ月となりました。
見えなくなってから社交ダンスの発表会には何度か出たことがあるけれど、コンクールというものは人生初。
正式なコンクールのため、衣装は沖縄の着物、装飾品はなし。
沖縄から会長さんをはじめ、たくさんの審査員が審査をするため、大阪まで出向いて来られたという本格的な試験だったのです。
一番驚いたのが、動画はもちろん拍手も何もかも禁止。
扉も施錠されシーンと静まりかえった中で舞台に上がり三線を弾きながら大声で歌う。しかもマイクはなし。
す、すごい!こんな緊張感に包まれた世界は見たことがなーい!
「今までの努力がどれだけ発揮できるか!」というよりも、
「この緊張感にどこまで耐えられるかな?」
という、まるで新手の、ど根性大会みたいでした。
前の人達がなぜか歌と三線がバラバラだけど、
「えぇ~?そんなに緊張するのぉ?」
いよいよ私の出番。
でも必ずその時はやってくるので、もう乗り越えるしかない!
ラシッドに出会ってから数々の奇跡が起きてきたし、多くの困難を乗り越えてきた。
「よーし!ラシッド!母ちゃんはがんばるからねー!何が何でも入賞するからねー!」
本番中は、舞台の裏で待機していてくれた
ラシットでしたが、出番が終わり舞台から降りると、
「母ちゃん、上手やったよー!良かったよー!」と、真っ先に駆けつけてスリスリしてくれました。
もしかしたら、ラシッドが一番ドキドキしていたのかも知れないなぁ!
そして、見に来てくれていた両親や親戚のおばさん達はなんと、
「本当によくやったね!よくがんばったねー!」と言いながら、オイオイ泣いているのです。
そんなみんなに私も嬉しすぎて涙がポロリ。
そして、一番前で見てくれていたスタッフのえりちゃんは、
「皆さん緊張のあまり、手がガクガク震えて三線大変なことになってましたよ。あれは見ている方が緊張ー!こんな緊張感味わったことないですよー!」
と、見ている方がハラハラドキドキ大変だったそう。
「そうかぁ、私だけ周りが見えないので、手が震えるほどの緊張はしなかったんだ!やったー!見えなくて良かった!」
と、見えないことが良かったと思えてしまった、まさかまさかの奇跡のコンクールでした。
それと、この日の結果は2週間後。
神様、どうか入賞していますように(^O^)

《あきらめず がんばってれば 楽が来る》
2017-06-16 09:22:01

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