こんにちは、松山真由美です。
4月30日にライトハウスの一大イベント「ボランティアデー」に行ってきました。
ボランティアデーとは、訓練所を支えてくれているボランティアさんへの1年に1度の感謝祭。
いろんなイベントがあり、ブースがたくさん出ていて大賑わいでした。
繁殖犬ボランティアさん、パピーウォーカーさん、キャリアチェンジ犬ボランティアさん、引退犬ボランティアさんなど、人間は約400人、犬の数は176頭。
想像していた通り、今までみたことのない人と犬。
今回訓練所を卒業して以来、初めて訪れただけでも大喜びだったのに、すごい人と犬にラシ君は大大大興奮!
これをコントロールするなんて私には不可能と見なされたのか、「今日はしょうがない、ラシッドは事務所でお預かりした方がいいですね。」と、かわいそうですが隔離されてしまいました。
私がなぜボランティアデーに参加しているのかというと、理由は2つ。
2ヶ月前、ほっこりあん先生から電話があり、
「ボランティアデーで、ユーザーさんがボランティアさんにマッサージをする企画があるんですが、松山さんにお願いしたいんですけど無理ですかー?」と頼まれ、
「こんな私がお役にたてるならぜひ!」
そして、その半月後の、第2回ほっこりパーティーの時に、「今年のユーザーさんの講演も、松山さんにお願いしたいんですけど。」
とイベントのリーダーに言われ、まさかの大役までも、お受けすることになりました。
その講演は30分。何を話そうかな?と考えていたら4月のはじめに、ほっこりあん先生に、「松山さんボランティアデーで、三線弾かないんですか?」と聞かれました。
「弾かないですよー!」と答えたのに、なにがどうなったのか、ほっこりミニライブをすることになりました。
三線を3曲弾くとなると15分はかかるので、話の時間は15分。
「光の羽のことと、第2弾の本の宣伝もしてくださいね。」
と、イベントのリーダーに言われていたので、あれもこれもと大忙しのスピーチになってしまいました。
でも、「たくさんのボランティアさんがいつも訓練日記を読んでくれていると聞いています。今日は皆様にお会いできて本当に嬉しいです。何度も何度もくじけそうになったけれど、日記を楽しみにしてくれている人がたくさんいてると思えば、そうだ、私1人じゃない!日記の向こうにはたくさんの温かい人が応援してくれているんだ!と思えば、何度も励まされてきたんです。本当にありがとうございました。」
などと、普段お会いできないボランティアの方に直接お礼が言えて本当に嬉しかったです。
それに、何といっても、ラシッドに出会えたのはたくさんのボランティアさんのおかげなので、私はボランティアさんには、感謝してもしきれないのです。
「だから、少しでも皆様にほっこりしていただけたらなぁと思い、世界でたった1つのα波の出る三線を弾きたいと思います。」
と、始まったほっこりライブ。
メンバーは、私とラシッドの師匠である、ほっこりあん先生。三線なんて触ったこともないのに、忙しい中、本当によくがんばってくれました。
しかも、先生は左利きなので、かなり苦労しましたが、最後まで諦めずやりとげたことにも感動がいっぱい!
さすが私たちの師匠だなぁと、ほっこりがいっぱいの奇跡の大感謝ライブとなりました。
そして、後悔していることが1つだけあります。
質問タイムで、
「盲導犬と生活をしていて、1番困ったことと、1番嬉しかったことは何ですか?」と聞かれ、「困ったことは入店拒否の話です。」と即答したのですが、1番嬉しかったことはいっぱいありすぎて!
「もちろん2人で歩けるようになったことは嬉しいし、いつもそばにいてくれて、一人じゃないという安心感も嬉しいですし、いろんな人の優しさを感じれたことも嬉しいですし、他にもいっぱいありすぎて!どれが1番とかはわかりませーん!」
と、その時は全てが1番すぎて答えそびれた重要な答えがありました。
それは、「ラシッドが来てくれたことで、たくさんのいい人に出会えたことです。ここにいる人はもちろんですが、他にも本当に多くの出会いがあり、世界はめちゃくちゃ広がりました。」
《一番は あなたに会えた 奇跡かな》
そんなこんなで、私なりにですが、
感謝の気持ちをお伝えすることができて本当に良かったです。
そして、ほっこりライブの様子は、フェイスブックに動画を載せました。
良かったらぜひ皆様もα波でほっこりしてくださいね(^o^)