こんにちは、松山真由美です。
先月私たちは、奇跡の大発見をして、アスリート歩きを手に入れました!!
いつもラシ君と二人、長い道のりをてくてく歩いているのですが、帰り道は特に遠くて1時間。
すごく調子が良くて、
「やったー!今日は早く帰れたー!」と思っても、
なぜか必ず1時間。
「ごはんが命」のラシ君は、決まって夕方になるといそいそ。
「母ちゃん、早く帰ってごはんにしようー!」
と、ぐいぐい引っ張ってくれるのですが、朝からずっと中腰で仕事をした私の足腰は思うようには動いてくれません。
「待ってー、ゆっくり行こうよー!」
とステディという号令を連呼しながら
暗闇の中、全速力で歩き、家に着いた時にはもうぐったり。
よく「盲導犬と歩いてる人は、大人の早足ぐらいのスピードで、風を切って歩く。」
と聞くけれど、何かが違う気がするなぁ!
周りの人には、どんどん抜かされ、たまに「やったー抜かしたー!」と思ったら、ゆっくりゆっくり歩いているおじいちゃん。
それがなんと!1ヶ月前から急に私たちは生まれ変わったのです!!
先月、前から手元にとっておいた本が、急に気になり読んでみました。
そこには、今までの私のへなちょこ歩きの原因や、二足歩行の神髄など、
アスリートになるためのヒントがいっぱい。
そのアスリート歩きとは、歩く時も立つ時も座るときも、足の中指を意識するというものでした。
普通は親指と小指でバランスをとっているのですが、それではものすごく余分な力がかかり、体中に負担をかけているのだそう。
足底に、逆さにしたTの字があると思い、横棒に両くるぶし、縦棒の延長上に中指がくるように意識して立つ。
するとニュートラルの状態になり、無駄な力が全て抜けるので疲れない。
手は親指と小指を合わせると、さらにもっと無駄な力が抜けるのだそう。
なるほど!そうか!と思い、
早速、次の日 中指を意識して歩いてみました。
しかし、中指はなぜか意識しにくく、中指のことだけを考えるには常に意識づける必要があり、
私「ストレート、ストレート!中指中指!」
ラシ「母ちゃん、早く!ごはんごはん!」
私「ストレート、中指中指!」
ラシ「早くーごはんごはんー!」
と、中指のことだけを考えながら帰りました。
すると不思議なぐらい、ひょいひょい足が前にでるのです。
そうして家に到着し、時計を見てびっくり!なんと45分で着いたのです。
「え?本当に?すごくない?」
たまたまかなぁ??と思ったけれど、それから1ヶ月、毎回45分で帰ってこれています。
しかも、自分でも驚いているのですが、疲れていないどころか元気になっているのです。
「すごーい!一体今まで何だったの?」
今までは、疲れてくると左の小指側にだんだん倒れていくので、右で踏ん張りエイエイ!と、必死で歩いているという感じでした。
人間は目で立っているし歩いているので、体に歪みがあっても真っ直ぐ歩けますが、体のバランスだけが頼りの私には、真っ直ぐ歩くことが難しい。
そして、このことを友達のほっこり鍼灸師の直川君に話したら、
「それはすごい!今までも全速力で歩いていたのに、15分も縮まるなんてなかなかないよ!走ってない?」と驚かれました。
こうして中心に立ち無駄な力が抜けたら急に、いろんな感覚に目覚め、
「そうか、中指は、中心にあるから中指なんだ!
一番肝心なのに、長い間眠っていたんだ。
だから、何かと軸がぶれてしまうんだなぁ!
自分の中にいる神様は、中指に隠れて眠っていたんだ!これは何としてでも目覚めてもらわなくっちゃ!」
そうしてさらに気づいたことがあります。
ラシ君はいつも道の左端に沿って歩くのですが、基本に忠実なのだと思いこんでいました。
実はそうではなく私がラシ君の方にじりじり寄っていくからであり、まさか私のせいだったなんて!
「母ちゃんやめてぇー!寄ってこないでー!」
と思いながら、対向車を避けるのに随分苦労していたんだろうなぁ。
なぜなら、最近のラシ君は、道の中央を歩き、前から来る人を、右にも左にもヒョイヒョイ交わし、とっても歩きやすそうになったのです。
良かった、本当に良かった!
これからもずっとしっかり立って、身も心も真っ直ぐ正直そしてナチュラルに!
を目指して、ラシ君と二人でアスリート生活をがんばります(^o^)/
《無駄なこと 無くせば急に 楽になる》