こんにちは、松山真由美です。
先週、友達のやっちゃんとラシッドに付き添ってもらい、沖縄の民謡大会という、三線のコンクールに出場してきました!
去年の10月、三線教室に通い出した2回目の時に、
「来年さぁ、コンクールに出るかー!」と先生に言われ、冗談だと思った私は、
「は、はい!出ます!」
ところが冗談で返したつもりが冗談でなくなり、あれよあれよとコンクールに向けて、努力の8ヶ月となりました。
見えなくなってから社交ダンスの発表会には何度か出たことがあるけれど、コンクールというものは人生初。
正式なコンクールのため、衣装は沖縄の着物、装飾品はなし。
沖縄から会長さんをはじめ、たくさんの審査員が審査をするため、大阪まで出向いて来られたという本格的な試験だったのです。
一番驚いたのが、動画はもちろん拍手も何もかも禁止。
扉も施錠されシーンと静まりかえった中で舞台に上がり三線を弾きながら大声で歌う。しかもマイクはなし。
す、すごい!こんな緊張感に包まれた世界は見たことがなーい!
「今までの努力がどれだけ発揮できるか!」というよりも、
「この緊張感にどこまで耐えられるかな?」
という、まるで新手の、ど根性大会みたいでした。
前の人達がなぜか歌と三線がバラバラだけど、
「えぇ~?そんなに緊張するのぉ?」
いよいよ私の出番。
でも必ずその時はやってくるので、もう乗り越えるしかない!
ラシッドに出会ってから数々の奇跡が起きてきたし、多くの困難を乗り越えてきた。
「よーし!ラシッド!母ちゃんはがんばるからねー!何が何でも入賞するからねー!」
本番中は、舞台の裏で待機していてくれた
ラシットでしたが、出番が終わり舞台から降りると、
「母ちゃん、上手やったよー!良かったよー!」と、真っ先に駆けつけてスリスリしてくれました。
もしかしたら、ラシッドが一番ドキドキしていたのかも知れないなぁ!
そして、見に来てくれていた両親や親戚のおばさん達はなんと、
「本当によくやったね!よくがんばったねー!」と言いながら、オイオイ泣いているのです。
そんなみんなに私も嬉しすぎて涙がポロリ。
そして、一番前で見てくれていたスタッフのえりちゃんは、
「皆さん緊張のあまり、手がガクガク震えて三線大変なことになってましたよ。あれは見ている方が緊張ー!こんな緊張感味わったことないですよー!」
と、見ている方がハラハラドキドキ大変だったそう。
「そうかぁ、私だけ周りが見えないので、手が震えるほどの緊張はしなかったんだ!やったー!見えなくて良かった!」
と、見えないことが良かったと思えてしまった、まさかまさかの奇跡のコンクールでした。
それと、この日の結果は2週間後。
神様、どうか入賞していますように(^O^)
《あきらめず がんばってれば 楽が来る》