『それいけ!ラシッド!1 2 3』
こんにちは、松山真由美です。
今日は、お客様の声により、特別企画
ラシッド大特集です。
普段、あまりにも賢しこいのですが、何かと事件が起こるため、ラシッドの天才ぶりをお伝えしきれていなかったようで。
人に話したらすごーい!と感動される話を、3つ書きたいと思います。
まず一つ目は、歩行中の思いやりにあふれた行動編!
後ろから見ている人に何度も感動されたのですが、水たまりやすべりそうなマンホールなどを、いつも自然によけて歩いてくれます。
他には、細くて通りにくい道や、危ない時は、
「ここ危ないから集中して!慎重に!!」と、何度も何度も私の方を見ながら、ゆっくりゆっくり誘導してくれます。
以前に私がつまずいたり、ぶつかったりした場所も
「ここ前にぶつかったとこだよ、気をつけて!」と教えてくれます。
後は、ドアとか押しボタンなど
「ここだよ、ぼくの鼻触ってみて!」と自分の顔をそこに合わせて教えてくれます。
こんな風に何かあるところは「ここ危険です!」と教えてくれ、私が道に迷って不安になった時は、
「大丈夫だからぼくについてきて!」とグイグイ引っ張ってくれたりなど、いつも私が危なくないように気をつけてくれるので、
毎日、安心そして安全に生きていけています。
次はイタズラ好きラシッドの、わんぱく編
私がいつも感心してしまうのが、オンとオフの切り替えの素晴らしさです。いつも賢くお店で待機しているのですが、5時になると「もう仕事は終わりだー!」といって、遊びモードに切り替わるのです。
リードを外して自由になると、みんなに遊んでもらい大喜び。のどがかわいて水が飲みたいときなど、私におねだりしても見えないからわかってもらえないとわかると、他のスタッフに私にいってもらうように目で訴えています。
だんだん調子に乗ってきていたずらをし、私に起こられるのですが、「そんなことしてたら先生が来るよ!」と脅してみると「え?何で?くるわけないよ!」と、にらんできます。
だけど実際ほっこりあん先生が見にくると、
「先生、僕は毎日真面目にやっております!」
と、訓練所を卒業してからもずっと、先生には真面目だと思わせているラシッド君。
「そんな人間みたいなことするんやー!」とよくおどろかれますが、とにかく面白いのです。
しかし、こんなアフター5は自由を楽しんでいるのですが、いざハーネスをつけると、だれがちょっかいかけても完全に無視。
この、やるときはやる!遊ぶときは遊ぶ!というメリハリのよさにはいつも感心させられます。
最後は、優しくて泣ける話。
いつもラシッドは嬉しい時、まるで猫みたいに、何度も体中を私にスリスリしてきます。
悲しいことがあって私がひとりで泣いていると、「どうしたの?大丈夫?」と心配そうに顔をペロペロなめてくれます。
そして顔をグイグイ押し付けてきて「さあ、笑って笑ってー!」と必死で慰めてくれるのです。
あまりにもその行動がかわいすぎて思わず笑うと、「やったー!母ちゃんが笑ったー!!」と、大喜びして全身を何度も何度もスリスリしながら押しつけてきます。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。
「あたたかい、君の優しさ、ヌチグスイ」
ヌチグスイとは、沖縄で「命の薬」
私はいつもラシッドから、たくさんの笑顔をもらっていたんだなぁ!
私もラシッドみたいに、誰かにヌチグスイと思われるような人間になりたいなぁ!と思いました\(^o^)/