こんにちは、松山真由美です。
先日、お店の近くの小学校に、盲導犬と行ってきました。
「ボランティアクラブのこどもたちに、本物の盲導犬をみせてあげてほしい。そして松山さんの体験談を話してあげてほしい。」と、毎年そのクラブの子供たちに盲導犬のお話をされている、引退犬のボランティアさんに頼まれたのです。
その話を聞いた瞬間「すごい!なんて素晴らしいクラブなの?こんな私でよければ、ぜひ行かせてもらいます!」と、即答していました。
当日は、やはり感動がいっぱい。
なんと、クラブの顧問の先生はライトハウスのボランティアさんだったので、もうこの時点で部屋中が、温かい優しさに包まれていました。
「盲導犬はハーネスがついている時はお仕事中なので、触ったらダメだよ!」とみんなに話してくれていたおかげで15人ほどの子供たちは、犬のすぐ近くに集まっていたのに、最後まで触りたいのを我慢してくれました。
始めは、引退ボランティアさんが、パピーウォーカーのことなど、盲導犬の基本的なお話をしてくれました。
そして、次は私の番。
目がみえないとはどんな世界なのかを知ってもらってから、私にとって、盲導犬がどんなにすごい存在なのかを感じてもらいたいと思い、まずは目を閉じて3分間の暗闇体験。
それから、目が見えなくなったときの話や、盲導犬に出会うまでの話、盲導犬が来てくれてどんなに変わったか、
そして、以前はみんなと同じように見えていたけれど、今は何も見えないので一人では歩けない
でも、ラシ君のおかげで、お店から家まで帰れるようになった話などをしました。
最後に、どんな風に二人で歩いているのかを見せてあげたくて、部屋の前に階段があったので、調子に乗って階段の上り下りを披露しました。
「最初の頃、あんなに苦手だった階段を、今ではこんなに楽しく降りれている!」と思えばジーンときてしまいました。
みんながあまりにも一生懸命聞いてくれたので、終わってからハーネスを外して「少しならなでてもいいよ!」というと、一斉に囲まれ、とても嬉しそうな犬と子供たちに、周りの大人の方が癒されました。
あっという間に時間が過ぎて「言いたかったことがほとんど言えなかったけど、こんなので良かったのかなぁ?」
と思っていたら、2週間後
「あの後、子供たちの方から、お二人にお礼の手紙をかきたい!と言ってきたんです。」
とメッセージカードを届けてくれました。
その中には「松山さんは目が見えないのに、ずっとニコニコしていて、とても楽しそうなので目が見えないとは思いませんでした。」や、
「松山さんは、途中で見えなくなったから大変だったのに、明るく楽しそうなのでえらいと思いました。」
すごい!私の「みんなにも、これから先、どんなことがあるかわからないけど、必ず乗り越えられるからね。だから絶対に諦めないでね。そして、どんなことがあっても楽しく生きていってね!」
という、心のメッセージがちゃんと届いていたんだなぁと思い、嬉しくて涙がでました。
私は今回のことで「子供には、素直の花が、咲いている!」
そんな素直に感じて、素直に生きる!という素晴らしさを教えられた気がします(^o^)