こんにちは、松山真由美です。
先週、感動する出来事がありました。
去年の10月、近所の歯医者さんに通っていた時の事。
「先生、もうすぐ共同訓練にいくので、しばらくの間来れないんです。でも2ヶ月後には、盲導犬と二人だけで来ますからねー!」
と、何の疑いもなく、嬉しそうに大きなことをいってしまいました。
まさか、魔の交差点で、あんなにも苦しむなんて、思ってもいなかった当時の私は、
「訓練所を卒業したらすぐ、犬と二人でどこにでも行けるようになるんだー!」
と、思い込んでいたのです。
何度も「つ、つぎこそは、歯医者に行く練習をしましょう!」
と、ほっこりあん先生と言い続けて、はや10ヶ月。
そうこうしているうちに、治療中の歯が「もうムリ!」と、痛み出しました。
10ヶ月ぶりの治療室に犬と案内され、
「ここに、犬用のマットがあるので、わんちゃんそこに寝かせてあげて下さいね。」
とお姉さんに言われました。
ここは、先生とお姉さんだけの、ほっこり歯医者さん。
「あれ?治療イスの横に、こんなのあったかなぁ?」
と思いながら、どこまでも鈍い私は、
「え?でも、これは誰かのベッドじゃないんですか?それともここのわんちゃんの?」
と、全くピンとこず、悪いわぁ!と遠慮していたら、
「もうすぐ盲導犬が来られるときいていたので、ご用意していました。ずっとお待ちしていたんですよ!」
「えー!うそー!先生ー!ありがとうございます!」
多くを語らない先生の、さり気ない優しさに、一瞬で胸の中が愛でいっぱいになりました。
ラシ君も、すぐにその優しさがわかったようで、「僕のために、ありがとう!」と、とっても嬉しそうでした。
「優しさは、素直に出すと、愛になる」
そこには、温かい気持ちに包まれた、人間3人と犬がいました。
「来週こそは、犬と二人だけで来れるように、訓練がんばるぞー!」
そう心に誓った次の週、すごい事があったのです!
この日ついに、歯医者とバスに乗る訓練が始まりました。
そして、盲導犬用のくつを持って、やってきてくれたほっこりあん先生が、信じられないような奇跡をおこしたのです!!
何があったのかは、次回の訓練日記で詳しく書いていきます。
ぜひ楽しみにしていて下さいね(^o^)/