「ラシッドの真実、その1」
こんにちは、松山真由美です。
今日は、先週の続きで、
奇跡のパピーウォーカーさんと感動のご対面をしてきたお話です。
先週は、本当にビックリ!
あれからステイの魔法がとけた私は、眠っていた何かがはじけ、身も心も宇宙まで飛んでいったような、不思議な解放感に満たされていました。
「こんなにも不思議なことって続くものなのかな?」
と、ラシ君が来てから起こる、奇跡の数々や人や時の繋がりを思い出したけれど、今回のことが一番すごかった!
この感動は、一回の日記では書ききれないので、分けることにしました。
ラシッドとパピーウォーカーの池田さんご夫妻が会うのは、1年と1ヶ月ぶり。
(ラシ君と池田さんは、私の知らない世界で、何度も会っていましたが)
でも、今から思えば、普通に知らされるよりも何倍も楽しみが増え、こんなにドキドキわくわくしたことは久しぶりでした。
みんなの心が解放されるこの瞬間、一体どんなことになるのかなぁ?
そして迎えた当日、
「よかったら家に来ませんか?」
というお誘いに、喜んでお邪魔する事に。
そこには、電話でお話した、天使のように優しい奥様と、すっかり本当の姿を表した池田さんが待っていてくれました。
嬉しすぎて気が変になったらどうしようかと不安でしたが、さすが盲導犬!
ハーネスをつけて立派になって帰ってきたラシ坊は、一度は飛びついたものの、ぐっとこらえて我慢したのです。
最高潮にお尻をフリフリしながら、
「父さん、母さん、ラシ男はこんなに立派になりました。」
と、言っているみたいで、そのかわいすぎる態度に思わず涙が出そうに。
ハーネスをはずしてあげると、そこからはすっかりパピーに戻り、「わーいわーい!会いたかったよー!!」
と、全身で大喜びしていました。
引っ越しをされていたので、パピー時代を過ごした家ではなかったけれど、楽しかったあの温もりは同じ。
一瞬にして記憶がよみがえったのか、どんどん赤ちゃんに戻り、池田さんご夫妻に甘えて、とっても幸せそうでした。
「すごいなぁ!さすが育ての親。私には叶わない、大きな愛と絆で結ばれている!本当に愛されていたんだなぁ!」
と、見ていて私の方が胸が熱くなりました。
お二人は、今まで8頭のパピーウォーカーをされているのですが、その中でも盲導犬になれたのは、ラシッドで2頭目。
かなりのやんちゃだったみたいですが、頭の良さはずば抜けていたことなど、私の知らない話をたくさんしてくれました。
その中でも、ラシッドという、ステキな名前をつけてくれた由来を聞いてまた感動。
名前の意味は、スワヒリ語で
「賢い助言者。熟慮された道案内人。」なのです。
盲導犬になるべくして生まれた、素晴らしい名前。
しかも、池田さん達は、まだラシッドに会う前に、この名前をつけてくれていたのです。
「ラシッドという名前を見つけたときは、感動してすぐにこれだ!と思いましたよー!
そして、出会う前からこの子は必ず盲導犬になると思いましたよ!」
と言われました。
すごすぎる!やっぱりラシッドは只者ではなかったんだ!
そして、池田さんのお宅には、10ヶ月になる、かわいいゴールデンのパピーちゃんがいたのですが、そこで繰り広げられた壮絶な戦い。
他にも、子供の時の面白い話などを、次回の日記で書きたいと思いますので、楽しみにしていてくださいね(^O^)。
〈思い出は 愛の数だけ 生きている〉