〈ありがとう あなたの愛で 歩いてる〉
こんにちは、松山真由美です。
今日は、盲導犬のチャリティーについて書こうと思います。
共同訓練では、毎日訓練が終わると講義の時間。
その数は60項目以上もあり、本当にいろんな事を教わりました。
その中でも私が一番衝撃的だったのは、育成についてでした。
盲導犬を育てるためには募金が必要だということは知っていましたが、国からの援助がほとんどないということに何よりも驚いたのです。
そして、盲導犬がデビューするためには、繁殖やパピーなどの多くのボランティアさんのもとをを経て、訓練士さんによって長い時間をかけて、立派な盲導犬に育てられていきます。
それでも10頭を訓練して、盲導犬としてデビューできるのはたったの2,3頭。
知れば知るほど驚きの連続、改めて盲導犬を育てる大変さを思い知らされました。
それに、なんと一頭の盲導犬が誕生するのには、600万円という多大な費用がかかるのです。
「日本には盲導犬を待っている人がたくさんいるのに、なぜもっと国が支援してくれないのかな?
目が見えない人間にとって、盲導犬がいてくれるのといないのとでは天地の差。
本当にすごい世界なので、目の不自由な方はみんな盲導犬を持てたらいいのになぁ!
そうしたら、世の中は、もっともっと愛がいっぱいになるのになぁ!」
そう思っていたら、募金だけではなく盲導犬に関する様々なチャリティーがあることを知りました。
「そうか、今の生活があるのは、本当にたくさんの人の愛のおかげだったんだ!
この幸せを何倍も大きなものにして、皆様にお返ししたいなぁ!」
しかし、こんな私一人の小さな力では、できることは限られている。
でも私にも何かできることはあるはず!
そう思っていたら、去年売り上げがすべて寄付になるという、チャリティーカレンダーの存在を知り、お店でたくさんのお客さんに買っていただくことができました。
今年もお店で販売しているのですが、
「カレンダー、かわいかったから今年ももらっていくわ!」
と言って買ってくださるみんなの温かい気持ちと優しい声に、嬉しくて思わず涙がでそうになります。この愛がいっぱいのカレンダーは、一年間ずっと、見ているだけでほっこりの魔法にかかるので、どんどん優しい気持ちになります。
なぜなら、去年カレンダーをかってくれた方はみんな、とても穏やかでほっこりしているからです!
〈温かい あなたの愛は 羽がある〉
そして、先日お客さんと話をしていた時のことです。
「一体何がどうなってしまったのか、来年三線のコンクールに出ることになったんですよー!」
と話していると、
「じゃあ、コンクールで優勝したら、お店の休日に、お客さんを集めてチャリティーライブをやったらいいよ!
それを盲導犬に寄付したらいいよ!」
といわれました。
「えー?何いってるんですかー!そんな事私にできるわけないですよー!」
と、まさかの言葉に、体中がワナワナ震えました。
いやでも、ちょっと待って!
確かに、三線は、世界でたった一つの、「α波(アルファ波)がでる楽器」なのです。
もしかしたら、この世界一ほっこりする楽器で、みんなのα波を出し、世界中にほっこりの魔法をかけられる日が来るかもしれないなぁ!
そして寄付金も集まり、新たな盲導犬が生まれる。
「すごーい!すごすぎる!これはまさにブーメランの魔法!」
そんなわけで、まさかの展開になってきましたが、それにはコンクールで優勝しなくては始まらないので、とにもかくにもがんばります!
そして、もしももしも奇跡的に優勝した暁には、皆様ほっこりチャリティーライブを聴きにきて下さいね(^o^)/