こんにちは、訓練中の松山真由美です(^^)
先週、私の中で、大きな大きな山を乗り越えたような、感動のできごとがありました。
ある日突然ほっこりあん先生に、
「今日歩くコースは、明日独りで歩いてもらいます」
と言われました。
ついにきた!ここを卒業してからは、もちろん独り立ちしなければいけないと分かっていても、こんなに早く、しかも突然やってくるなんて!!
それも、交差点の数が10コもあるという、30分はかかるハードな道のり、コースの形状もなぜか三角形に戻ってくるというものでした。
いつもは後ろから「もうすぐ交差点ですよ」とか「次は左に曲がります」など、声をかけてくれるから安心して歩けていたのに、もうそんな優しい声は一切なくなるのかぁ!と思えば、急に不安でいっぱいに。
次の日、いよいよ私の番がきたので、「よーし、がんばるぞー!きっとなんとかなるさー!」と、気合いを入れ直して、ルンルルーン(^^*)と歩き出したすぐの事。
あれ?なんだか、どんどん右に寄っていくような気がする、と思った次の瞬間、右足が車道との縁石からガクっと落ちて、まさかの転倒。
「え!?一体どうなっているの?」と訳が分からない私は完全にパニック状態!
頭の中は真っ白、目の前はいつもの真っ暗。
「もう、どうしても無理だと思ったら、右手を上げてください。」と言われていたので、「先生助けて!私には、どうしたらいいのか分かりません。」と何度も何度も右手を挙げようかと思いました。
でもきっと、ここで負けたら人間終わり。一体、私はこの3週間、何を教わってきたのか、何が何でも絶対に立ち上がるしかない!と自分に言い聞かせたのです。
しかしそうは思ったものの、出発していきなりのこのアクシデントは、私にとってはかなりダメージが大きかったようで、「いやだ、やっぱり怖い!」とへたり込んでしまいました。
どこが道なのかが分からないのに、歩ける訳ないよぉ!と泣きながらも、そうだ!私にはこの子がいてる、この子に聞いてみよう!と思ったのです。
「まっすぐの道がどこか分かる?」
すると「大丈夫だよ、ついてきて」
と、ぐいっと引っ張ってくれたのです。
この瞬間!「あぁ!私は独りじゃないんだぁ!」
と、嬉しすぎて体中が温かい気持ちに包まれました。
エイ!と立ち上がって「フォワード ストレート」といつもの出発のコマンドを涙と共に言ってみたのです。
この子のすべてを信じよう、この子がいてくれたら私はきっと歩いていける。
そうして歩き出すと、一つ目の交差点が見つかったのです。
「やったー!二人だけで乗り越えられた!グッドすぎるー!!」と急に自信が沸いてきて、その後の交差点も全てクリアし、なんとか無事に車まで戻ってくる事ができました。
すごい!諦めなかったからできた!こんな私でもやればできるー!!と、また一つ大きく成長できたような気がした上に、こけて苦しんでいる私に遠くから
「がんばれ!立ち上がるんだ!」
とエールの魔法をかけてくれていた先生からも、大きなグッド!!をもらって大満足。
勇気を出して訓練に来て、本当に良かったと心底思いながら、私の中で不可能が可能に変わった、ミラクルな一日でしたヽ(・∀・)ノ