こんにちは、松山真由美です(^^)
先日、自宅のマンションの集会場で、ほっこりあん先生が住人の皆様に盲導犬を理解してもらうための、説明会を開いてくれました。
始めは、盲導犬の事をよく知らないので、会場の空気はカチカチだったのですが、先生の巧みな話術であっという間に、みんなにほっこりの魔法をかけてくれました。
盲導犬が誕生するまでのおはなしや訓練の内容など、いろんな話をしてくれたのですが、さすが!私達2人の育ての親!
私達が今、どういう状況なのか、そしてデビューしたてなので、まだまだ未熟なのだという事など、私達が困っているときに、少しでも助けてもらえるようにと、一生懸命みんなに話をしてくれました。
そうなのです。本当にまだまだ未熟者の私達は、よく道に迷うのです。
「なぜ盲導犬がいるのに迷子になるの?」と思いますよね。
違うのです!犬はかなり賢いので、指示通りに動いてくれるのですが、問題は指示を出す側にあり、私が判断を間違えるととんでもない方向に進んでしまうのです。
前回の日記で、お店まで2人きりで到着した話を書きましたが、大変だったのは家までの帰り道の方でした。
《行き場よいよい、帰りは怖い》とはこの事だわ!というくらい、なぜなのか行き道とは違い、難しい交差点が多すぎて、毎日毎日苦戦しています。
しかし、今まで何度も迷ったり、危険な目にあったりしてきましたが、そのたびにどこからか、天使のような優しい声が
「どうしたのですか?ここは危ないですよ。早くこっちにきて。」
と、手を引いて助けてくれたり
「大丈夫ですよ、僕が案内しますよ。」
などと、みなさん本当に本当に親切にしてくれます。
一番嬉しいのが、テレビで見る盲導犬とは何かが違うことに気づき、かなり怪しい私達に「がんばって!本当にがんばってね!」と心の底から応援してくれることです。
訓練所を卒業する前に「独りで100を目指さないで、二人で100を目指したらいいですよ。それどころか98でもいいのですよ。」と言われました。
「犬と私、二人で100」に早くなれるように、日々訓練に励んでいますが、もしどこかで困っている私達を見かけたら、ぜひぜひその優しい手を貸してくださいねヽ(・∀・)ノ♡