こんにちは、松山真由美です。
今日は、私と犬の育ての親、ほっこりあん先生(青木さん)のお話です。
ラシ君が立派な盲導犬になるように、そしてその後、共同訓練で私たちが二人だけで歩けるように一生懸命指導してくれた、私たちにとっては、優しいお父さんみたいな人。
その、ほっこりあん先生が、ライトハウスの広報誌で書かれた文章「目指せ!褒め上手」
私は、「久しぶりにいい文章に出会えた」と、素直に感動して、何度も読みました。
私だけが感動しているのはもったいない!と思い、ほっこりあん先生にお願いして、訓練日記に載せさせてもらいました。「ぼくの誉め上手と、この文章は、松山さんの影響大ですよ!」といわれましたが、この文章を読んでいただければ、私が「ほっこりあん先生」と名付けた理由がわかってもらえるかなぁ?と思います(^O^)
読んで皆様もほっこりしてくださいね★
目指せ「褒め上手」
昨年の秋頃から社会人バレーを始めました。友人に誘われて何となく参加したの
ですが、体を動かすことの「爽快感」これを久々に感じています。ただ毎週参加
することができず、まだ数回しか行けていない現状です。そのためせっかく教わ
ったことも次の練習のときには体は忘れてしまっています。それでもメンバーの
人達は親切に教えてくれるのです。左利きのぼくのために、鏡模写をしながら
手足の動きを一緒に考えてくれるのです。
初めて練習に行った時、体はもうクタクタ。日頃訓練で歩いているので体力には
自信があったのですが、すぐに息が切れて翌日には筋肉痛という有様です。普段
使わない筋肉をフル活用!いまでは無駄な力も抜けてなんとか動けるようになり
ました。
そんなこんなでチームに溶け込みつつあるのですが、初心者のぼくが楽しく練
習できているのは、なんといってもチームの雰囲気のおかげです。ピリピリする
こともなく、何より自分たちが楽しんでいるといった雰囲気なのです。また教え
方も優しく、よく褒めてくれるのです。そうした気持ちが乗り移って僕の動きも
サマになってくるのでしょうか。(たまに調子に乗って注意もされますが。)そ
の時、ふと脳裏に浮かんできたのは、訓練犬たちの顔。そう、これは犬の訓練で
普段心掛けていることなのです。「そうか、犬たちも楽しく教えてもらうことで
成長するんだ」と実感しました。
ぼくは人も犬も同じなんだなぁと思います。よく耳にする言葉で「褒めて伸び
るタイプ」とありますが、「みんなだよ!」と突っ込みたくなります。誰しも褒
められることは嬉しいもの。そうみんな褒めて伸びるのです。「教わる側」に立
ち返ることで大切なことを再確認できました。
そして僕はいま、利用者さんに盲導犬との生活・歩行を「伝える」という歩行指
導員の駆け出し中です。利用者さんに知識や技術を伝えることで試行錯誤の日々。
上手くいかないときはドンヨリな空気が漂うこともあります。そんなときこそ
「楽しい雰囲気作り」これを心掛けようと思います。笑顔になれば頭も体も力が
抜け、自然と良い結果がついてきます。盲導犬との生活を楽しんでもらえるよう
に、褒め上手な指導員を目指します。