こんにちは、松山真由美です。
先月、お店にパピーウォーカーの池田さん夫妻と、オラちゃんが遊びに来てくれました。
8月に来てくれた時はまだ5キロしかなかったのに、
もう17キロ、すっかり大きくなっていてびっくりでした!
前にも書きましたが、ラシッドとオラちゃんは、奇跡の異父兄弟。
気が合わないわけがなく、3歳と5ヶ月という歳の差など全く感じないのか、大興奮も大興奮!
いつも楽しそうなラシッド君ですが、大好きなパピーウォーカーのお二人と
オラちゃんに囲まれて、「まさに幸せの絶頂ー!!」
というかのように、本当に嬉しそうなラシッドに、
みんなの心はほっこりでいっぱいになりました。
こんなにも大興奮した後でも、盲導犬のお仕事は完璧にこなす、
プロ意識の高さには目を見張るものがあります。
そして、このメリハリの天才ラシッド君はなんと、盲導犬以上の奇跡を起こしたのです。
ある日の深夜、私が眠りが深すぎて全く気づかなかった時の話です。
朝起きてきた旦那さんが、
「昨日ラシッドすごかったで!ラシッドありがとうー!」
と、何かに感謝感激している様子。
一体何があったのか聞いてみてびっくり!
旦那さんは疲れがたまるとよく金縛りにあうのですが、
大きな声を出すと戻ってきます。
しかし、その日は私も眠りが深く、金縛りにあっていることに全く気がつきませんでした。
「母ちゃん、父ちゃんがー!」
と、ひとり焦ったラシッド君。
「父ちゃーん!父ちゃーん!」と、私のように高い声を出したくても出せない。
考えたラシッドはなんと、近くにあった紙袋にしっぽをバンバンぶつけ、大音量を奏でたのです。
その高音のおかげで旦那さんは金縛りから溶けて、
こちらの世界に戻ってこれたそうなのです。
目を開けるとそこにはラシッドの満面の笑みが。
「父ちゃん、気がついた?大丈夫?」
「す、すごい!ラシッド!」
その話を聞いて、普段から私の行動をよく見ているけれど、
ここまでよく分かっているなんて!と感心しました。
こうして私の代わりに旦那さんを金縛りから救出した、天才ラシッド君でした(^o^)
《助け合い 困ったときは 助け合い》