
こんにちは、松山真由美です。
先日、半年ぶりにほっこりあん先生が、我が家にやって来てくれました。
半年という長い間、白杖の歩行指導員になるための修行に行かれていたほっこりあん先生。
修行から帰ってきて早速、フォローアップのために来てくれた時の話です。
ラシッドと私は、4月のボランティアデー以来、久々にほっこりあん先生に会えて大喜び!
この半年間で、ラシッドと私がどれだけ成長したかを先生に見せる絶好のチャンス。
ところが、残念なことに、その日はあいにくの雨。
何が残念なのかというと、ラシッドは濡れることが大嫌いなのです。
歩行中も、水たまりだけは何が何でも避けようとするし、お風呂も入るまでは、「嫌だー!濡れたくないよー!」と、必死で踏ん張るし。
だからというか何というか、レインコートを着ても、顔と足はびしょびしょになる雨降りの日だけはなるべく歩かないようにしていました。
しかも、この日に限って、私たちのレインコートをお店に置いてきてしまったのです。
「先生!今日はひどい雨だし、レインコートもないし、歩くの無理ですよー!外はやめときましょうー!」
すると、
「大丈夫ですよ、小雨になってきたし、それにレインコートがなくても傘でも歩けますよ!」
と、さらりと言われたのです。
横で会話を聞いていたラシッドは、「ガーン」と、みるみるテンションが下がっていきました。
やはりそれほど小雨ではなく、予定通り全身びしょびしょになり、
「母ちゃん、自分だけ傘さして。。。」
と、オーラごと消えそうになっていました。
しかし、修行によりパワーアップしてしまったほっこりあん先生には、そんな私たちの甘さなどとっくにバレていたのか、
「雨なんて関係なーい!」
とでも言うかのように、何度も何度も猛特訓されたのです。
やっぱり世の中は厳しいわぁ。
そういえばつい最近も、あまりの私の体の硬さに、
「ストレッチが甘すぎる!真由美ちゃんに足らないのはただ一つ、スパルタだよ!」と、ほっこり鍼灸師の直川君に言われたばかり。
そ、そうか!私にはスパルタというものが抜けていたんだ!
そうだったんだ、自分に甘いことばかりしているから、私の甘さがラシッドにも伝染してたんだ。
確かに私には、ポジティブとか、脳天気とか、受け入れるとかの能力は持ち合わせているような気がするけれど、「自分にスパルタ」という厳しさだけは持っていなかった気がするなぁ。
これは、「ゆるいのもいいけど、人生には少々のスパルタは必要なんだよ!」
と、神様に言われているとしか思えません。
でも良かった!今のうちに気づけて本当に良かった。
なぜなら、11月6日で、ラシッドが来てくれてから、早いもので2年になるからです。
なので、これからは、修行に行ったほっこりあん先生と同じくらい、たくましい盲導犬3年生になれるように、ピシパシいこうと思います(^o^)/
《いつだって 気づいたときが 新時代》