こんにちは、ラシッドです。
去年の2月に読谷村に引っ越してきて一年が経ちました。
大阪を離れた時は寂しかったけど、読谷村にもかなり慣れてきました。
沖縄で暮らしていて、ぼくが1番不思議に思うのは、
どこにいっても外国人さんがたくさんいてることです。
外国人さんはぼくを見るといつも
「オー!ベイビーベイビー!」とすごい笑顔で何度も言ってくれます。
「ぼくは来月で5歳になるので、もう赤ちゃんじゃないのになあ!」
と思うけど、きっとぼくがベイビーぐらい、
とってもかわいいということなんだろうなあ!
そして、今住んでいるアパートは、外国人さんが何人か住んでいるのですが、
この前大変なことがありました。
家に帰る途中で、外国人さんが二人いたので、ぼくは
「あ、ベイビーの人たちだー」と、
嬉しくなって挨拶をしました。
そうしたら母ちゃんが、急に今いてる場所がわからなくなってしまったのです。
その場にいてるのは外国人の男の人が二人とぼくらだけ。
「おー!ベイビー!」
以外に何を言っているのか全くわからない人しか
周りにいないということに、
目が見えない母ちゃんは不安すぎて
完全にパニックになっているのです。
すると、一人の外国人さんが「どこ行く?」
と聞いてくれたのです。
やったー!言葉が通じる!
しかし、
「階段なんやけど、あれ?階段わからない?
えー、どうしよう、階段って何て言うんやっけ?」
と、一人でさらにパニックになっているのです。
ぼくは、「ちょっと母ちゃん、ベイビーの人たちに
何を言ってるのー!しかも大阪の言葉で!
いいから落ち着いて!
母ちゃんが毎日ぼくに英語で指示していることだよ!」
すると、ハッと気がついて「わかった!ステップー!」
すると、「オーステップー!オッケー、こっちだよ!一緒行く?大丈夫?」と、優しい外国人さんが母ちゃんの手をとって連れていってくれたのです。
ぼくと母ちゃんは心の底から
「助かったー!サンキュー!サンキュー!」
ぼくは、言葉って大変なんだなあ!と思ったけど、
愛があればなんとかなる!ということがよくわかり、ちょっと幸せな気持ちになりました。
でもぼくは、これをきっかけに母ちゃんは、
もう少し英語を勉強した方がいいと思いました(^O^)
《通じ合う 心と心 同じかな》