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ほっこり訓練日記

2018-03-16 19:25

ほっこり訓練日記73



こんにちは、松山真由美です。
前回の日記で、ハプニング続きを書きましたが、その背景にはいくつかの大きな助けがありました。
荷物が届かないため家には住めないので、快く部屋を貸してくれた人がいたり、バッテリーが上がり帰れなくなった私たちを往復2時間近くもかけて
送ってくれた神様みたいな人がいたりなど。
その中でも引っ越しを手伝いに来てくれた私の両親にはありがた過ぎて感動することばかり。
さすがの親も、あまりのひどさに驚いたのか到着するなり、食器棚がなくて直せない食器たちが散乱し、
ダンボールがめちゃくちゃだった状態を、何とか生活できるようにまでもっていってくれました。
そして、今までみたいにラシッドと外をウロウロできなくなった私たちを、毎日外に連れ出してくれたのですが、マンションの周りに、ゴミやたばこの吸い殻が落ちていたら、キレイに掃除してくれたのです。
ある時は、道の片隅にガラスが割れていたらしく、
「ラシッド、左に沿って歩くから、ラシッドはもちろん、子供とかもケガしたら危ないから」
とキレイに掃除してくれました。
「親ってなんて素晴らしいのー!!」
と、感動しながらも、いつまでも教えられることがいっぱいです。
見えない私が少しでも楽に生きていけるようにと、誰よりも願ってくれているのが親なんだなあ。
目が見えなくなってから、人一倍手もかかったけれど愛情もかけてくれた世界一の親。
「親からもらった大きすぎる愛を、何一つ無駄にはしないぞー!」
と、心の中で叫ぶことが何度も何度もありました。
そんな親の行動をずっと見ていたラシッド君は、ただでさえ大好きな私の両親のことがさらに好きになった様子。
「ここは天国?」と、8日間もべったり一緒にいれて誰よりも幸せそうでした。

では、まだまだ引っ越しエピソードは続きます(^O^)

《いつだって 親の教えは 神の声》