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ほっこり訓練日記10




メリークリスマス

こんにちは、松山真由美です。一日中お店でクリスマスソングを聞いていると、今年も終わりだなぁという実感と共に、いろんな事が思い出されてきます。
去年の今頃、最後のブログで、「来年はミラクルが起こる予感!」と、書きましたが、まさか一年後こんなにすごい奇跡が起こっているなんて思いもしませんでした。
長い間憧れ続けた、盲導犬との生活。
それが、現実の世界になっているなんてミラクルすぎ!
きっとこれは、目が見えなくても、がんばって生きてきたから、神様からのご褒美ですね。

ぜひこの幸せが多くの人にも届きますように(^^)
そして、今日は、お客さんによく聞かれる質問「盲導犬は家ではどんな感じなの?」と、私の苦手な「メリハリの魔法」について書こうと思います。
まず朝起きたら、「おはよーおはよー!」と、まるで何年ぶりかに会えたかのように体中で大喜びしてくれます。
「わーいわーい!大好きだよー!」と顔をすりすり、抱きついたり、ひっくり返ってゴロゴロしたり、ベターっと上に乗ってきたりと、とにかくかわいいのです。
これでもか!と甘えてきた後は、トイレとごはんの時間なのですが、それが終わればぐーぐー眠っています。こんなにデレデレしていたのに、「さあ、今日もお仕事がんばりましょう!」
と、ハーネスをつけると
「はい!やります!」
とシャキーンと大変身!
お店では、お客さんに「かわいいねー!かしこいねー!」と誉められ、しっぽをぶんぶん振って喜んでいる以外は、ほぼベッドでぐーぐー寝ています。しかし、「さあ、今から歩いて帰るよー!」とハーネスをつけると「はい、がんばります!」とまた急にシャキっとなってやる気になるのですが、毎回感動してしまうこのメリハリ感。
なぜなら私は共同訓練中、最初から最後まで、卒業してからのフォローアップの時までも、
「松山さんにはメリハリがたらないのですよ!何回もいいますが、メリハリが大事なんですよ!しつこいぐらい言いますからね!メリハリです!」
とほっこりあん先生に何度も怒られていました。
だから、この「ハーネスがある時ない時」の素晴らしいメリハリにはいつもいつも感動しています。
というわけで、来年の目標は「メリハリの魔法を使えるようになること」に決まりです!

それではみなさま素敵なクリスマスを過ごしてくださいね(^^)

2016-02-03 15:32:02

ほっこり訓練日記9




こんにちは、松山真由美です(^^)
先週、一ヶ月の共同訓練を共に過ごした、ほっこり訓練仲間とパートナーの盲導犬が、ほっこり美容村に遊びに来てくれました!
訓練所を卒業してから、約一ヶ月ぶりの再開に、犬も人間も嬉しすぎて大はしゃぎ。
実はこの二頭は仲良し兄弟なのですが、たくさんの兄弟犬の中から盲導犬になれたのはこの子たちだけなので、二人の絆はかなりのもの。
訓練中、毎日訓練号でその日の訓練場所まで移動するのですが、後部座席で私たちの足元にいる二人は遊ばずにはいられないのです。
まずは毎朝、そんな二人を静止させることからが一日の訓練の始まりでした。
「ノー!こらこらやめなさい!シッツダウン、カム、ステイ、ストップイット」など、私たちは止めさせようと必死なのです。
しかし、そんな私たちのいうことなんて聞くはずもなく
「オーイ!もっと遊ぼうぜー!」とテンションはあがる一方。
見かねたほっこりあん先生が運転席から一言、「ノー」と魔法をかけるると、嘘のようにピタっと止まるのです。
毎日訓練号の中で繰り広げられていたおなじみの場面なのですが、実は私は幼い子供が無邪気にあそんでいるかのようなそのかわいい姿にかなり癒されていました。
だから、会った瞬間からお互いに顔を舐めあい、じゃれ合い、本当に嬉しそうな二人を久しぶりに見ることができて、ひとり懐かしさで胸がいっぱいでした。
私はいつも、犬の素直すぎる表現力の素晴らしさには感動してしまいます。
そして、私もこんな風に素直に生きていきたいなぁ!と、犬に教えられてばかりいます(^^)
2016-02-03 14:28:02

ほっこり訓練日記8



こんにちは、松山真由美です (^^)
先日、いつもお世話になっているヘルパーさんに、見守りをお願いして、帰り道を歩いてきました。
普段ヘルパーさんと歩くときは、手引きをしてもらい

「もうすぐ段よ。少し上り坂になっているから気をつけてね。信号が青になったから渡るよ。」
など、それはそれは丁寧に、ゆっくり歩いてくれています。
今まで、見えなくなってからはヘルパーさんに甘えっぱなしの私は、全く何も考えず生きていました。
そんな私しか見たことがないヘルパーさん。
だから、犬と私だけでエレベーターに乗り、信号を渡り、階段を上りどんどんどんどん歩いていくその姿に
「本当によくここまでがんばったよね」
と、何度も誉めてくれました。
もちろん嬉しかったのですが、改めて考えてみると、あの1ヶ月の訓練の事を思い出し、私の方がじーんと胸が熱くなりました。
そして、前回の訓練日記7で書いた、ほっこりあん先生の説明会を、今日は私なりにですが、まとめてみました。
日本で盲導犬は約1000頭が活躍しています。
訓練所が11団体しかなく、盲導犬を必要としている方は約3000人。なぜそんなに足りないのか。
それは盲導犬が育つまでには、かなりの費用と人間が必要だからです。
そして、その育成費用は全て募金や寄付から成り立っています。
ここまでは何となく知っている方もいると思いますが、盲導犬が誕生するには繁殖スタッフ、パピースタッフ、犬舎スタッフ、訓練士、ボランティアさんなど様々な人間の力によって育てられています。
1歳までパピーウォーカーさんに、愛情たっぷりに育ててもらい、優しい手でいっぱい愛されるので「人の手はいいものなんだー!」と人間のことが大好きになります。
訓練所に帰ってきてからは訓練士さんが、半年以上かけて、まるで遊んでいるかのように楽しみながら訓練していきます。
始めは「あれ?カムって呼ばれたから行くと、お兄さんが誉めてくれた!わーい、なんだか嬉しいなぁ!じゃあ次もいってみよう!」
そんな誉められたら嬉しい→頑張る!!という、訓練の極意を教えてくれました。
「なるほど!やはりグッドの魔法をかけていたんだー!!」
と、隣で聞いていた私は嬉しくて思わず笑顔になりました。
そして、訓練が終了しても、その中で盲導犬になれるのはほんのわずか。
そこまで大変な道のりを乗り越えてきたこの子たちと、今度は視覚障害者との一ヶ月間の共同訓練で、歩く訓練に入ります。
犬がどこにでも連れて行ってくれるわけではなく、人間が全て判断し指示しています。
信号も人が判断して渡るのですが「青になりましたよ」など声をかけてもらえたらすごく助かります。言うのが恥ずかしかったら「青だ!!」というだけでもいいのですよ。
説明会のすぐ後、犬と二人で信号待ちをしていると、小学生の男の子が、わざと私に聞こえるように「あ!青になった!渡るよー!」といってくれたのです。
あまりにも嬉しすぎて思わず「ありがとうー!」と言ってしまいました。
訓練所を卒業してからが始まりで、言えば小学一年生みたいなもの。
入学したての一年生に、「ちゃんといすに座りなさい」とか、「国語の本読みをしましょう」と言っても無理なように、犬も松山さんも一年生と同じように全てがこれからなのですよと、子どもにもわかるように説明してくれました。
「盲導犬は人が大好きなので、目があったり、名前を呼ばれたり、なでられたりなんかしたらもう大変。
わーい!嬉しいー嬉しいー!となって、お仕事に集中できなくなってしまうのです。
それともう一つ、犬には触れず、今まで通り松山さんにはどんどん話しかけてあげてくださいね」といってくれたおかげで、今まで話したことがない方も声をかけてくれたり助けてくれるようになりました。
多くの人が温かい気持ちになってもらえたら、盲導犬を持たせてもらえた意味が、ドーンと大きく広がっていくのになぁ!と、いつもそんなことばかり考えている私でした。

2016-02-03 14:26:02

ほっこり訓練日記7



こんにちは、松山真由美です(^^)
先日、自宅のマンションの集会場で、ほっこりあん先生が住人の皆様に盲導犬を理解してもらうための、説明会を開いてくれました。
始めは、盲導犬の事をよく知らないので、会場の空気はカチカチだったのですが、先生の巧みな話術であっという間に、みんなにほっこりの魔法をかけてくれました。
盲導犬が誕生するまでのおはなしや訓練の内容など、いろんな話をしてくれたのですが、さすが!私達2人の育ての親!
私達が今、どういう状況なのか、そしてデビューしたてなので、まだまだ未熟なのだという事など、私達が困っているときに、少しでも助けてもらえるようにと、一生懸命みんなに話をしてくれました。

そうなのです。本当にまだまだ未熟者の私達は、よく道に迷うのです。
「なぜ盲導犬がいるのに迷子になるの?」と思いますよね。
違うのです!犬はかなり賢いので、指示通りに動いてくれるのですが、問題は指示を出す側にあり、私が判断を間違えるととんでもない方向に進んでしまうのです。
前回の日記で、お店まで2人きりで到着した話を書きましたが、大変だったのは家までの帰り道の方でした。
《行き場よいよい、帰りは怖い》とはこの事だわ!というくらい、なぜなのか行き道とは違い、難しい交差点が多すぎて、毎日毎日苦戦しています。
しかし、今まで何度も迷ったり、危険な目にあったりしてきましたが、そのたびにどこからか、天使のような優しい声が
「どうしたのですか?ここは危ないですよ。早くこっちにきて。」
と、手を引いて助けてくれたり
「大丈夫ですよ、僕が案内しますよ。」
などと、みなさん本当に本当に親切にしてくれます。
一番嬉しいのが、テレビで見る盲導犬とは何かが違うことに気づき、かなり怪しい私達に「がんばって!本当にがんばってね!」と心の底から応援してくれることです。
訓練所を卒業する前に「独りで100を目指さないで、二人で100を目指したらいいですよ。それどころか98でもいいのですよ。」と言われました。
「犬と私、二人で100」に早くなれるように、日々訓練に励んでいますが、もしどこかで困っている私達を見かけたら、ぜひぜひその優しい手を貸してくださいねヽ(・∀・)ノ♡

2016-02-03 14:23:02

ほっこり訓練日記6



こんにちは、訓練中の松山真由美です(^^)
ライトハウス城を卒業し、現実の世界に戻ってからは、現地でのルートを、犬と二人だけで歩けるようにと、猛特訓の日々が始まりました。
ほっこりあん先生が教えに来てくれるのも、今日で最後!という、卒業試験のような日の出来事です。
なぜかこの日は調子が悪く、最初から最後まで失敗の連続、私も犬も先生までもが、どどどどーんと落ちて身も心もボロボロでした。
こんな成績で卒業させるわけにはいかないと、さすがのほっこりあん先生も、この時ばかりはスパルタ!

なぜなら、盲導犬を持ちたいと願っていた一番の理由が、職場までの道のりを歩いてみたい!というものだったからです。
なぜ失敗したのか一つ一つ問題を解決しながら、何度も練習したのですが、それでも自信はなかなか回復しませんでした。今まで目が見えなくなってから、暗闇で料理なんてできない、本なんて書けるわけがない、エステの仕事なんてできるはずがないq、というできないをできた!にかえてきた私でも、片道50分はかかる道のりを、誰にも迷惑をかけずに歩きたいという願いは、さすがにちょっと贅沢すぎたのかなぁ?
しかし、次の日、先生がいなくなり、犬と二人きりになった私は、今回の訓練を振り返り、がんばってきたことを思い出したのです。
そして、地図を頭に描き、どうやって歩いていくかを、何度も何度も犬と二人でイメージしました。
すると、もう誰にも甘えられない、やるしかない!と腹をくくり、「私には絶対にできる!!」と元気よく歩き出したら、私の元気が犬にも伝わったのか絶好調!!!
「やったー!できたー!グッドボーイ!」と、、犬の頭をなでながら、どんどん進んでいきました。
「すごーい!道を歩いてる!誰にも頼らず二人だけで本当に本当に歩いてる!!」
と思えば犬にはもちろん、ここまでこれた事、今歩けているというこの奇跡を起こさせてくれた全ての人への感謝の思いが、次から次に溢れ出てきて、涙が止まらなくなりました。
気がつけばお店の前。
心配して待ちかまえてくれていたスタッフのみんなも、犬と私だけの奇跡のご来店に大喜びしてくれたのですが、そのことが私たちにとって、何よりものご褒美でした。
そしてもちろん「わーいわーい!無事についたー!」というこのグットすぎる感動は、すぐに先生に報告し、またまた大きなグッドをもらいました。
それにしても、私は長い間、「神様が私に大きな羽を届けにきてくれる」としんじていたのですが、ついに今日、その日がやってきたんだー!!と確信できた、ミラクルな、盲導犬デビューの日でしたヽ(・∀・)ノ

2016-02-03 14:20:01

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