こんにちは、松山真由美です。
今日は前回の続きです。
ラシッドのパピーウォーカーの池田夫妻が読谷村に遊びに来てくれて、
ビーチバーベキューをしたりドライブに行ったりと、とっても楽しい時間を過ごしていました。
すると、こんなことってあるのかな?
というようなことが最終日に起りました。
池田夫妻が今回、読谷村に来てくれるのが決まったのは4ヶ月も前のこと。
その後、浦添市の児童センターでの講演会からのご縁で、
「第69回社会を明るくする大会」という、
大きなイベントでの講演会を依頼されました。
後世に繋がるような、明るい社会を作るためのお話や盲導犬の話をしてほしいと頼まれたのです。
「何て素晴らしい大会なの!」と思い、すぐにお受けしました。
そして日時を聞いてビックリ!
なんと、池田夫妻が来てくれる日と、
今回の講演会の日が見事に重なっていたのです。
ですが、これはただの偶然ではないはず!
さらに聞いてビックリ!
今回は350人も入る大きなホールでの講演会なのです。
当日は立ち見までいて、子供から大人、市長さんや
構成司会の方々や警察など
結構会場の雰囲気は堅くカチカチ。
さすがのラシッドも少々緊張気味。
そんな中、ついにきた私たちの出番。
私の、見えなくなって死にかけていた話や、
それから周りの人たちが支えてくれたからこそ
立ち上がることができた話や、
たくさんの出会いのおかげで今がある話など、
私たちの体験談を一生懸命話しました。
しかし、持ち時間はたったの40分。
その時間の中で盲導犬の話もたくさん伝えたい!
そんな思いから気持ちだけが先走ってしまい、思い通り話せなくなり、
隣でタイムキーパーをしてくれていた真二さんに助けてもらい、
なんとかかんとかの講演会となりました。
盲導犬の話の時には、映画館のような大画面に
動画やスライドショーを流したり。
それを見てもらいながら、真二さんと二人で説明していくという、
二人三脚でがんばった講演会。
その間ラシッドは本当に賢くて、会場から見てくれていた
池田夫妻も安心してくれたかな?と思えば
来てもらえて本当に本当に良かったと感動で胸が熱くなりました。
最後には、パピーウォーカーさんとお別れしてから
一年後に再会した時の感動の動画も流れ、会場中がほっこりして
温かい気持ちに包まれました。
こうして無事に講演会が終了し、息つく暇も無く書籍の販売がスタート。
すぐに池田夫妻も応援にかけつけてくれたのですが、その時です!
「これ募金にしてください」と、
次から次に盲導犬の募金をしてくれる人が集まって来たのです。
「えー!盲導犬の募金箱を置いているわけでもないのに!
みんなの心に通じたんだ!なんて嬉しい話なの!」
と、私はあまりにも嬉しくて涙が出そうになりました。
すごいなあ!やっぱり盲導犬の愛の力はすごいなあ!
こうして、たくさんのほっこりがいっぱいの講演会が終わり、
いよいよ池田夫妻との別れの時間。
ラシッドはお二人に終始べったり甘えていたので、
めちゃくちゃ寂しそうだったけど、次会う時には
さらに成長している姿を見てもらえるように、
みんなでがんばろうと強く思いました(^O^)
《カチカチは 愛と笑顔で ほぐれ出す》