こんにちは、松山真由美です。
先月家族で行った、沖縄の読谷村で起こったミラクルなお話の続きです。
ある朝、フロントでお兄さんたちと話をしていたら、
すごいことが起こりました。
この「むら咲きむら」のフロントの佐久間というお兄さんとは、
去年宿泊した時にいろいろ話をするうちに仲良くなりました。
今年は、ご飯はすべて、佐久間さんのお勧めのお店にいくことにしたのです。
すると、佐久間さんはわざわざお店に予約の電話までしてくれ、
「盲導犬も一緒に行くからね~、おとなしいから大丈夫だよ。
うちの小学一年の次男よりも、よーっぽどかしこいからね~!」
と、ラシッドの「できる子アピール」までしてくれたのです。
しかし、快く迎えてくれるお店がほとんどなのですが、
まだ一度も盲導犬を見たことがないため、犬は外にというお店もありました。
「絶対に迷惑をかけることはないし、テーブルの下で
おとなしく寝ているだけなので大丈夫だよ!」
と、何度も頼んでくれたのですが、それでも受け入れてくれないので、
賢いラシッドを知っているだけに、まさかの入店拒否を目の当たりにし
ショックをうけている様子でした。
なんでこんなことになるの?と、私は悲しくて涙がでそうになりました。
「私たちのためにがんばってくれただけなのに、佐久間さんにまで
悲しい思いをさせてごめんなさい」と、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
そう思っていたら突然、飲食部の支配人に
「ぜひ写真を撮らせてほしい」と声をかけられたのです。
後で聞いた話ですが、新しくパンフレットを作り直すため、
カメラマンと歩いていると、偶然フロントにいる私たちに出くわし、
直感で声をかけたそうなのです。
こんなことってあるのかなぁ?
いや違う、偶然なんてこの世にはないので、きっとこれは神の思し召し。
そして、そのパンフレットが出来上がり、早速お店に送ってきてくれました。
すぐに支配人の瓜生さんにお礼の電話をし、
「すごい!ここのホテルは、盲導犬が来るんだとみんなに知ってもらえますね。
これで盲導犬の入店拒否が減ってくれたら嬉しいです。」
と、まだまだ入店拒否は多いという話をしました。
すると瓜生さんは優しい声で、
「どこにでも盲導犬がいてることが、ごく普通で自然な世界になるべきですよ。
大丈夫、きっとそうなりますよ!」と言ってくれたのです。
すごいー!嬉しいー!感動ー!
こうやって障害者への理解のある人が、自然に盲導犬の存在を
世の中に広めてもらえたら、それは本当に素晴らしいことだなぁと思います。
早く、この人たちのような心の広い人がいっぱいの
世界になりますように!
と、いつも心から願っています(^O^)
《温かい みんなでつくる 愛の国》